バンコク病院とは?
バンコク病院本院(Bangkok Hospital Headquarter)は、1972年に開院した私立総合病院です。診断・治療からリハビリテーションまでを担う三次医療機関で、50以上の専門センターを備えるBDMS(Bangkok Dusit Medical Services)ネットワークの基幹病院です。
MtF向けSRSの相談・診療は、D棟1階の形成外科・再建センターで行われます。SRS専門クリニックではなく、総合病院内の専門センターで治療を受けるため、病院を比較する際は、術式や執刀医だけでなく、術前評価、入院中の管理、退院後の診察まで含めて確認することが大切です。
日本からSRSを受ける方へ
掲載情報と個別確認について
バンコク病院のMtF向けSRS
使用できる皮膚や組織の量、過去の手術歴、膣の狭窄・短縮、消化器疾患、全身状態などによって、検討される術式が異なります。

画像提供:Bangkok Hospital(使用許可取得済み)
バンコク病院で扱う3つの造膣術
1. 陰茎皮膚反転法
2. 直腸S状結腸造膣術
3. 腹膜造膣術
1. 陰茎皮膚反転法(陰嚢皮膚移植あり/なし)
Penile Skin Inversion with/without Scrotal Skin Graft
元の性器組織を用いて、新しい外性器と膣を形成する方法です。必要に応じて陰嚢皮膚移植を併用します。バンコク病院では、陰核・小陰唇・尿道周囲の感覚につながる神経を活かし、陰茎皮膚が十分な場合は腹部からの皮膚移植を必要としないと説明しています。
2. 直腸S状結腸造膣術(S字結腸法)
Rectosigmoid Vaginoplasty
S状結腸と上部直腸の約7~8インチ(約18~20cm)の区間を用いて、新しい膣を形成する方法です。バンコク病院では、陰茎皮膚が不足している場合、初回手術後に膣狭窄が生じた場合、より深い膣管が必要な場合に検討する術式として案内しています。
3. 腹膜造膣術
Peritoneum Vaginoplasty
腹膜のフラップを膣腔へ引き下ろし、新しい膣の内壁を形成する方法です。バンコク病院では、初回手術で陰茎皮膚が不足する場合や、陰茎皮膚反転法後に膣が短縮した場合の選択肢として案内しています。また、形成できる深さは最長約6インチ(約15cm)で、滑らかな内壁と自然な潤滑が期待できると説明しています。
3術式の比較
※画面幅が狭い場合は、表を横にスクロールしてご覧ください。
| 比較項目 | 陰茎皮膚反転法 | 直腸S状結腸法 | 腹膜法 |
|---|---|---|---|
| 主に使用する組織 | 元の性器組織 | S状結腸・上部直腸 | 腹膜 |
| バンコク病院での主な検討例 | 初回手術の標準的な方法 | 皮膚不足、術後狭窄、より深い膣管が必要な場合 | 皮膚不足、反転法後の短縮 |
| 潤滑 | 性交時に潤滑ジェルが必要 | 組織が粘液を分泌するため、潤滑ジェルは不要と案内 | 自然な潤滑が期待されるが、潤滑ジェルが必要な場合あり |
| ダイレーション | 定期的に必要 | 主に膣入口側 | 反転法と同様に必要 |
| 主な注意点 | 狭窄 | 腹部手術、腸閉塞、腸管からの漏れ | 腹部の線維化、短縮、狭窄 |
この比較表は、バンコク病院のSRS案内をもとにタイSRSガイドセンターが整理したものです。効果や合併症の発生率を保証するものではありません。
バンコク病院でSRSを受けるための準備
年齢条件について
SRS情報の提供医師
次の2名は、バンコク病院のSRS案内で情報提供を担当する医師です。個別の執刀医や現在の予約可否を示すものではありません。
Dr. Poonpissamai Suwajoは、美容外科と性別適合手術を専門とする外科医です。バンコク病院での診療項目には、MtF・FtM向けSRS、結腸利用造膣術、腹膜造膣術、無深度造膣術があります。対応言語は英語・タイ語です。
Dr. Pavinee Annoppornchaiは、形成外科を専門とする外科医です。バンコク病院での診療項目には、MtF・FtM向けSRS、結腸利用造膣術、腹膜造膣術、無深度造膣術があります。対応言語は英語・タイ語です。
バンコク病院でのSRSを日本語で相談する
参照情報・医療上の注意
- バンコク病院「Our Story」
- バンコク病院「Management Team」
- バンコク病院「Japan Medical Service(JMS)」
- バンコク病院「Sex Affirmation Surgery」(2026年1月28日更新)
- バンコク病院:Dr. Poonpissamai Suwajo 医師情報
- バンコク病院:Dr. Pavinee Annoppornchai 医師情報
- バンコク病院:形成外科・再建センター
情報確認日:2026年8月4日。このページの医療情報は、バンコク病院の案内をもとにタイSRSガイドセンターが日本語で整理しています。診断や治療方針を示すものではありません。実際の適応、術式、準備条件、費用、入院期間、術後管理は、診察および病院の最新情報に基づいて決まります。





