タイでのSRS渡航を控えている方から、「海外旅行保険(海外旅行傷害保険)には入っておくべきですか?」というご質問をよくいただきます。結論からお伝えすると、加入するかどうかはご本人の判断になりますが、その前に知っておいていただきたい保険の仕組みが一つあります。
手術に関連する費用は補償の対象外です
海外旅行傷害保険の多くは、旅行中に予測できずに起きた「急激かつ偶然な外来の事故」によるケガや、旅行中に新たに発病した病気の治療を前提にした補償です。渡航前からすでに決まっている手術や治療は、この「予測できない事故・病気」にあたらないため、多くの保険会社の約款で補償の対象外とされています(表現は保険会社・商品によって異なります)。
治療・手術を目的とした渡航は、一般的な海外旅行保険では加入をお断りされる場合が多く、仮に加入できた場合でも、手術に関連する費用は補償の対象になりません。加入をご検討の場合は、必ず保険会社に渡航の目的をお伝えのうえ、加入の可否と補償の範囲をご確認ください。
海外旅行傷害保険についてのご不明点は、手術ご予約時のご相談(LINE)でもご案内します。
手術以外のトラブルは対象になる場合があります
手術に関連しない、外出中の事故やケガ、持ち物の盗難・紛失、フライトの遅延といったトラブルについては、加入している保険の補償対象になる場合があります。ただし対象になるかどうかは約款や保険会社の判断によって変わるため、当社として「対象になります」と断定することはできません。加入をご検討の際は、渡航の目的をお伝えしたうえで、どこまでが補償の範囲に入るのかを保険会社にご確認ください。
クレジットカード付帯の海外旅行保険をお使いの場合
クレジットカードに付帯する海外旅行保険をお持ちの方もいらっしゃいます。自動付帯・利用付帯といった適用条件は近年見直しが進んでおり、カードによって条件が異なります。渡航前に、お持ちのカード会社の公式サイトで最新の付帯条件をご確認ください。
保険の交通整理:似ているようで別物の4つの制度
「保険」とひとくくりにされがちですが、SRS渡航に関係する保険・制度は複数あり、対象になる範囲がそれぞれ異なります。次の整理をご参考にしてください。
- 民間の医療保険・生命保険の給付:ご加入中の医療保険・生命保険によっては、海外での手術についても入院給付金などが請求できる場合があります。条件や請求の流れは入院給付金は海外での入院も保障されますか?、「入院給付金」と「医療費控除」のヒミツで詳しく解説しています。
- 公的健康保険(国民健康保険・社会保険)の海外療養費:日本国内で治療を受けることができるにもかかわらず、治療を目的として海外へ渡航した場合、海外療養費の支給対象にはなりません。SRSも同様です。
- 海外旅行傷害保険:このページで説明した通り、手術に関連する費用は対象外です。手術以外のリスクへの備えとして検討するものとお考えください。
- 帰国後の給付金請求サポート:保険会社指定の書類への記入・証明については、日本に帰国した後で保険会社に保険金の請求申請をしたいと思いますが・・・でご案内しています。
当社の実績と、加入するかどうかの判断について
当社は2004年以来、タイでのSRS渡航のアテンドを行ってきましたが、その中で海外旅行傷害保険を実際にご利用いただいた事例はこれまでありません。ただしこれは、渡航中に事故やトラブルが起きないことを保証するものではありません。海外旅行保険に加入するかどうかは、渡航中に想定されるリスクへの備えとして、最終的にお客様ご自身にご判断いただいています。
渡航の準備や保険選びで迷われることがあれば、手術のご予約に合わせたご相談(LINE)でも承っています。

