顔の見えない!?アテンド業者
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記者:
横須賀 武彦
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2012年7月1日
1,196
2010年あたりから結構な数のFtM 当事者がタイのSRSのアテンド業務をしていることはこのブログを読んで頂いてる読者の方はすでにご存知かと思います。
当事者であることを売りにしていると思われますが、サイト(ホームページ)を見て気になる点を列記して皆様の業者選びの参考にしていただけると幸いです。
1. 会社として行っているのか個人として行っているのかは別にして、代表者の名前やどんな経歴が分かる記事や写真そして実際に現場でお客様をお世話する担当者の名前や写真が全くないホームページがとても多い事です。
これは店主が顔を見せずにお客様に対応しているようなものです。
そのようなサイト(ホームページ)を見てそれなりに高額になる医療仲介サービスを行う業者を選ぶ人がいることに驚きを禁じえません。
2. ほんの少数を除きほとんどの代表者がタイ語も英語も話せると明言してないホームページが多い事です。
タイ人通訳(観光通訳レベルもいる)を使ってカウンセリング通訳やアテンド業者が行っているところが結構あります。
これはお客様が希望する手術内容が正確に医師に伝わっているかどうか現場で確認できません。
3. 相変わらず手術費用やサービス内容を明記せずパッケージ料金のみ表示しているところもまだあります。
実はこの状況は10年前と比べてあまり変わっていません。
私(横須賀)はこの仕事を始めたスタート時点から手術費用とサービス料金を分けてご案内してきた最大の理由は、自分が利用者だったら料金やサービス内容が明確になっていないところには依頼したくないという理由からです。
4. 手術後のケアーについて責任を持ってケアをしますと言っているサイト(ホームページ)がほとんどですが、実際にはそれを具現化する方法を明示していません。
弊社は私(横須賀)が年2回ほど東京や大阪を中心に地方都市まで回って術後の患者様の術後相談を受付ています。術後の回復状況や心のケアを含めて相談を受けています。
実際にこれを行ことはそれなりのマンパワー(人材の量と質)がないとできることではありません。一人や二人のお客様担当者の数では日本に行く時間が取れません。
幸い弊社は直接お客様に関わる人材が3人体制になってので、この日本での個別相談会を始められましたが、それまではどうすれば日本でのよりよいサポートができるかを悩んでいました。
最後に・・・
始めて2~3年で業務を放棄しまうアテンド業者も過去には少なからずありました。
アテンドしたお客様へのきちんとした説明も他の業者への引き継ぎもなしで連絡がとれなくなるような無責任さにただ呆れます。
アテンド業者選びはとても重要です。 回復のさや術後の結果にも少なからず影響が出ます。
サイト(ホームページ)に顔を出せないような業者は避けたほうが賢明です。
顔を出さないアテンド業者は何もしても顔バレはないと思っているかもしれません。
余計なおせっかいかもしれませんが、アテンド業者選びを間違うと得られるものは少なくて失うものが多いのが現実なのです。
長文失礼しました。
バンコク在住、(株)ジェイ・ウェッブ・クリエーション代表。1997年にバンコクへ移住し、現地工場長を経て2004年に会社設立。現在はバンコクで医療系の情報提供と起業支援を中心に活動中。日本国内で年に2回ほど個別相談会も開催しています。1952年生まれで茨城県水戸市出身、在タイ20年超