両替はどこでするのがいいのでしょうか?
記者:
横須賀 武彦
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2007年4月26日
2,124

タイ渡航前の大きな悩みが「両替はどこで いくら換えるか」という問題です。レート差は0.1円でも大金になり得るため、判断を誤ると旅費や手術資金が目減りしかねません。本記事では国内と現地のレート差の仕組みを紐解き、あなたが最も有利にバーツを手に入れる方法を解説します。
国内両替は本当に損なの?【Q&A】
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結論:国内両替は避け、タイ到着後に銀行または大手私設両替所で換金しましょう。
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根拠
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国内銀行は為替手数料が高く、スプレッド(売値と買値の差)がタイより広い
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1バーツあたり0.3円の差でも、100万円換金なら約3万円の損失に
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タイは競争が激しいため、市中両替所の手数料が極めて低い
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例)同日の午後、日本の某大手銀行:1バーツ = 4.55円/バンコク市内Super Rich:1バーツ = 4.25円 → 20万バーツ(約100万円相当)を換金すると差額は約6万円。
最良レートでバーツを入手する3ステップ
STEP 1:レート差の仕組みを理解
輸入コスト・店舗運営費が高い国内銀行では手数料が上乗せされますが、タイ現地の私設両替所は薄利多売で運営しておりスプレッドを最小化しています。
STEP 2:換金タイミングを見極める
日中に日本円が買われる局面ではバーツ安/円高になりがち。Yahoo!ファイナンス等で直近5日間の高値・安値をチェックし、平均より円高の時間帯を狙いましょう。
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Tips:到着初日は空港で最低限(5,000バーツ程度)のみ換金。
STEP 3:信頼できる両替所を選ぶ
バンコク市内ならSuper Rich系・Vasu Exchange・Bangkok Bankが定番。看板レートを写真に収め、隣接店舗と比較してからまとめて換金すると差益が最大化します。
Note: 大型モール内の両替カウンターは便利ですが、市中路面店よりレートが0.05〜0.1円悪いことも。手術資金が大きい方は時間をかけて市内店へ。
両替に関するよくある誤解と正しい情報
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誤解①「空港レートは最悪だから使うべきでない」
実際は市中より0.1〜0.15円高い程度。深夜着便なら少額換金は合理的。 -
誤解②「日本の外貨宅配サービスは手数料無料だからお得」
手数料は無料でもスプレッドが広く、総コストは高い。 -
誤解③「クレジットカードのキャッシングが最安」
海外ATM手数料+利息が発生。短期返済できない場合は割高に。
Note: 為替手数料0%を謳う業者でも、実質的にレートに上乗せしているケースがあるので要注意。
まとめ
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国内銀行よりタイ現地の銀行・私設両替所の方がスプレッドが狭く有利
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到着日に必要最低額だけ空港で換金し、残りは市内でまとめて行うと差益が大きい
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レート差は0.1円でも100万円換金で1万円の差。必ず複数店を比較
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