FAQ: 返答を濁したり以前の回答とは異なったり、契約時に契約書の無いアテンド会社(業者)はどうなんでしょうか?
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記者:
横須賀 武彦
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2012年8月2日
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【 ご質問 】 ここ最近数多くのアテンド会社(業者)が増えました。 その中で返答を濁したり以前頂いた回答とは異なったり、契約時に契約書の無い 会社もあるのですが、そういった会社(業者)は会社(業者)としてどうなのでしょうか。
僕が利用したアテンド会社(業者)は語学力が乏しいと後になって知りました。 ナースとの会話が成り立たないことがあるそうです。
そんなアテンド会社がヤン ヒーやガモンと正式なエージェント契約を結べていること、病院との信頼関係に疑問を感じます。
タイ語を知らない人からするとアテンダーの語学レベルを把握することは不可能であり僕から見れば精通した語学レベルに見えました。
アテンド会社(業者)により語学レベルは変わってくるのですか?
【 回答 】 確かにこの2~3年の間にアテンド会社(業者)が増えました。 主に自分の経験を元にFtM当事者がはじめたものがほとんどのようです。
体裁上、会社形態であっても、実際に会社登記されているのか証拠を信用が得られないと考えて会社と称しているところもあるようです。
自分達の経験を基に利益を得られると簡単に考えている部分と手術を受ける当事者とアテンダーがFtM同士の馴れ合いのようなものもあると思います。
返答が毎回異なったり、濁したりする原因として考えられるのは 1.もともと限定的な経験や知識で業務を行っているので、回答に一貫性がない。
2. プロ意識がないため、情報の確認せずに回答している。
3.タイ語や英語などの言語能力が低いので、医療機関に速やかに連絡や確認することができない。
が主な理由ではないでしょうか。
また、契約書を作らない理由として考えられるのは、
1. 契約書を作成できる文書作成能力がない。(どう作成していいかわからない。)
2. 問題が発生した時に契約書に従って対応するのが困難と考えている。
3. 後日面倒な問題が発生した時に容易にサポートを放棄する事ができると考えている。 ということではないでしょうか。
また、アテンド契約の件ですがヤンヒー病院もガモン病院も何かクリアすべき条件が あるわけではないため、すぐにでもアテンド業務を始めてしまう人が出てくるのは当然の成り行きで憂慮すべき事だと思っています。
今後もアテンド契約をするためのクリアすべき項目や条件が医療機関から出てくる事は恐らくないと考えています。
業界団体を作って自主規制する方法も検討すべきかもしれません。
また、アテンド会社(業者)により語学レベルは当然変わってきます。
代表者がタイ語の英語もできないところがとても多いです。
また現地の担当者の言語レベルもピンきりで、アテンド業務ができる通訳レベルでない業者も存在します。
タイ語や英語などの通訳レベルはアテンド業務の必須条件の一つですが、これを客観的に確認する方法はいくつか考えられます。
1. タイ語検定試験の何級レベルを持っていいるか?
2. 英語ならTOEICレベルはいくつか?
3. アテンドされた経験者に聞いてみる。
残念ながら、試験は筆記テスト中心ですので、実際の会話能力のレベルを100%知ることはできません。
日本人の大多数はタイ語を話せても書いたり読んだりすることが得意でない人がほとんどです。
バンコク在住、(株)ジェイ・ウェッブ・クリエーション代表。1997年にバンコクへ移住し、現地工場長を経て2004年に会社設立。現在はバンコクで医療系の情報提供と起業支援を中心に活動中。日本国内で年に2回ほど個別相談会も開催しています。1952年生まれで茨城県水戸市出身、在タイ20年超