先に造膣無しのSRSを受けて、後で造膣することは可能ですか?
記者:
JWC 加地
–
2020年9月20日
1,616
ここがポイント!
- 造膣なしSRSを受けて、1年以上経過後にS字結腸法で造膣することが可能。
- 先に造膣なしSRSを受けていることで膣口周りの皮膚素材が不足し、S字結腸法で造膣した時に膣口から若干膣壁(S字結腸の壁)が見えてしまうことがある。
- 最初からS字結腸法で手術を受けるよりも、予算は多く必要。
お客様
先に造膣無しのSRSを受けて、後で造膣することは可能ですか?
造膣なしSRSが、ガモン病院で受けたものであれば可能です。
デメリットとしては、膣口周りの皮膚素材が不足することにより、再造膣の際に膣口から膣壁(S字結腸の壁)が見えてしまう(足を広げて膣口が見える様にした場合に)可能性があることです。
また、最初からS字結腸法で手術を受けるよりも、全体的な予算は多く必要となります。
(例えば開腹によるS字結腸法の予算が186万円だったとしたら、造膣なしSRSをした後に開腹によるS字結腸法で造膣する場合の予算は280万円ということになります/金額は為替レートにより変動します)
先に造膣なしSRSで手術を受ける、というのは「今は未だ膣を使う予定はないけど、限られた予算で性別変更を早く済ませたい」などという場合にお勧めです。