タイでは医療器具の使いまわしが頻繁におこなわれているのでは?
記者:
横須賀 武彦
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2007年3月1日
2,360
ご質問
タイは日本と違って医療器具の使いまわしが頻繁におこなわれているときたことがありますが、実際はどうなのでしょうか?
最新アップデート:2025年版
「タイの病院って、医療器具を『使い回し』しているんでしょ?」そんなウワサ、実は完全に時代遅れ!2025年現在、タイの医療現場は、世界基準の滅菌管理が徹底されています。
まず、「再利用」と「使い回し」は全くの別物。 医療器具の一部は、WHO(世界保健機関)が定める厳格な基準に従って、「洗浄→消毒→滅菌→密封保管」という流れで処理されます。このプロセスはタイも日本もまったく同じです。むしろ近年のタイは、国際的な医療認証(JCI認定)を取得する病院が急増しており、日本と同等、あるいはそれ以上の水準を保っているケースも珍しくありません。
さらに、2024〜2025年にかけてタイの医療機器規制が大幅アップデートされ、病院ごとの滅菌記録や器具のトレーサビリティ(履歴追跡)が義務付けられました。例えば、有名なガモン病院では2015年11月にJCI認定を取得済なんです。
つまりタイの医療器具は、「再利用=完全滅菌&厳格管理」であり、使い回しによる感染リスクは極めて低いということです。
デマを見抜くポイント
不安な情報を見聞きした時には、次の3点をチェックしてみましょう。
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国際認証(JCI認証やISO13485)を取得している病院か。
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病院公式サイトや保健省、WHOの発表など信頼できる一次情報にアクセスする。
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実際に施術を受けた人の実名レビューを参考にする。
心配な気持ちはよくわかります。でも、噂や匿名情報だけに惑わされず、信頼性のある情報をベースに判断することが、最新のスマートな医療選びですよ!
まとめ
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タイの主要病院はWHO基準の滅菌プロセスを採用し、器具は安全に再生処理されている
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2024–2025年の法改正で滅菌ログと器具トレーサビリティが義務化され、管理体制が強化
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JCIなど国際認証を取得する病院が増え、日本と同等レベルで感染リスクを低減
タイSRSガイドセンターは、タイで実際に性別適合手術を経験した MtF 当事者が現地で直接サポートする唯一のアテンド会社です。
当事者だからこそ分かる課題、医療器具の衛生管理の不安も、手術前に病院の滅菌体制を現地で確認し丁寧にご説明いたします。
どんな小さなご質問やご相談でもお気軽にお問い合わせください。