スポーンクリニックでの手術の条件2018-07-25T01:57:38+00:00

手術を受けるに当って必要な心理社会的条件

SRS手術が医学的にも心理社会的にも適応であるとご自分で考えている方に対してSRS手術執刀を拒否することはDrスポーンのポリシーではありません。適応であると見なされた場合、当クリニックではHarry Benjamin Gender Identity Disorder Standards of Care (HBGIDSOC)のガイドライン、さらにタイの国内医療水準に従い手術を行います。この為に、手術を受ける場合、これら必要条件に適合しているかどうかを判断する書類を用意していただきます:

20歳未満の未成年の場合

  • 20歳未満の場合、少なくとも16歳以上であること。
  • 性同一性障害、性別違和感、性転換症以外の精神障害がないこと。
  • 少なくとも半年以上、抗男性ホルモン物質またはホルモン投与を受けている。
  • 少なくとも半年以上、新しい性でのフルタイムでの生活実績がある(2つ以上の書類で証明が必要)。
  • 精神科医、精神保健福祉士、臨床心理学者、内分泌学者などからの推薦状がある。
  • 保護者(通常両親)から書面での同意書を持っている。

20歳~40歳の場合

  • あなたの国が認める成人年齢から40歳未満であること。
  • 性同一性障害、性別違和感、性転換症以外の精神障害がない場合。
  • 少なくとも半年以上、抗男性ホルモン物質またはホルモン投与を受けている。
  • 少なくとも半年以上、新しい性でのフルタイムでの生活実績がある(2つ以上の書類で証明のこと)。
  • 精神科医、精神保健福祉士、臨床心理学者、内分泌学者などからの推薦状がある。

40~65歳の場合

  • 40歳以上65歳未満。
  • 性同一性障害、性別違和感、性転換症以外の精神障害がない場合。
  • 少なくとも半年以上、抗男性ホルモン物質またはホルモン投与を受けている。

必須条件:

  • 少なくとも半年以上、新しい性でのフルタイムでの生活実績がある(2つ以上の書類で証明のこと)。
  • または性同一性障害、性別違和感、性転換症での診断を受け、精神科医、精神保健福祉士、臨床心理学者、内分泌学者などからの推薦状がある。

**「書類での証明」とは、氏名欄に「女性名」が書かれた公的な書類で証明することになります。手術日前より半年以内のものをご用意下さい。

65歳以上の場合の例外について
上記書類を準備できない例外的な場合(いかなる理由においてもケースバイケースで検討)、または65歳以上の患者の場合、提出可能な明確な書面による証拠の提出により手術を考慮します。これはスクリーニングにて性別違和感に関する質問を詳細に記入してもらいます。Drスポーンが手術に「不適応である」と考えた場合に対しては手術を行いません。

手術を受けるにあたって必要な医療条件

手術は手術が適応であると見なした場合のみに行います。
手術前に健康診断を行うと同時に、主要な疾患がある場合には、手術予約を入れる前にご自分の通っている医療機関にてきちんと診断を受け、担当医による診断書(身長体重、診察履歴、現在の症状などを記載)と全身麻酔にて手術を行うことに問題がないという医師からの推薦状を用意して下さい。

当病院に入院し麻酔技師からの同意が得られ、健康診断結果にも問題がない場合に適応かどうかの最終決定を下します。

睾丸摘出 SRS

手術前に精巣摘除(睾丸摘出)手術を受けないで下さい。陰嚢切除を受けている場合は、他のクリニックにてSRS手術を行うことも検討してください。(絶対不可ということではありません。仕上がりに問題が出る可能性があります。)

性器の電気脱毛

手術前の性器の電気脱毛は望ましくありません。何故なら陰嚢皮膚移植時に有毛部皮膚がなくなるからです。毛嚢は手術中に陰嚢から切除します。陰嚢部の電気脱毛を手術前に受けている場合、傷跡と皮膚の厚みが増す為に、手術後の患部の弾力性と膣の深さが不十分になる可能性があります。

輸血について

いかなる手術においても輸血の必要はありません(輸血の為に血液を準備する必要もありません)。


深部静脈血栓症のリスクを避けるには

SRSのような手術の場合、深部静脈血栓症の発症リスクが高くなります。当クリニックにおいては出来る限りこのリスクを最小限に抑えるために十分な注意を払っています。
しかしながら、このリスクを最小限に抑えるのには執刀医ではなく、患者の方の自己管理によるところが大きいのです。太り過ぎないように体重管理をして健康を維持し、長時間の飛行機の搭乗時には適度の運動をすることが大事です。

そして、女性ホルモン及び全ての抗男性ホルモン注射はタイに来る3~4週間前に中止する必要があります。抗男性ホルモン薬の経口薬・ジェル・パッチ、アスピリンなどはタイに来る2週間前から中止します。

喫煙とお酒の飲みすぎ:

少なくともタイに来る一ヶ月前までには中止する必要があります。

もしも手術前までに抗ホルモン剤や喫煙を中止していない場合、手術中止が必要です。
喫煙者の場合、少なくとも術後は一ヶ月間の禁煙が必要です。顔の女性化手術の場合は特に、術後回復と手術結果への喫煙の弊害についてきちんと理解する必要があります。

手術二週間後から抗男性ホルモン物質またはホルモン投与を再開することが出来ます(SRS手術回復期間は抗男性ホルモン物質は医師によって処方されない限り必要ありません)。


他所で行った美容整形の修正について

他所で行われた手術に対する修正手術の場合、ケースバイケースで適応を診断します。手術を行うか否かの最終決定はDrスポーンが判断して決められます。

ガイドラインとして考慮される点は以下の通りです:
以前に受けた手術がどのような技術で行われたか、手術を行ってからどのぐらい時間が経過しているか、どの外科医によって行われたか、どの国で行われたかを考慮します。
一般的にタイで行われた一般的な手術の場合はヨーロッパや北アメリカで行われた複雑な手術よりも修正が容易です。

修正手術結果に対しての患者の現在の期待感。
修正手術にどのぐらい時間が必要であるか。

一度の手術によって修正できるという保証はありません。
DrスポーンはSRS手術の修正手術において膣の深さの修正やS 状結腸膣形成は行っていません。

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