通訳のレベル~FTMの掲示板より
記者:
横須賀 武彦
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2008年2月21日
2,212

FTM関連の掲示板でとても参考になる記事を見つけたので、ご紹介します。
>海外でSRS希望の方で、通訳の方と同行する場合、気をつけてほしいことがあります。
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> 1)SRSの知識もない方の同行はノーグッド!英語や現地語が堪能であっても、適当に通訳されることがあり、患者側の要望がなかなか伝えられないケースが多いです。また、事故等の発生で、医者側につくケースも多いです。どの国の医者も、一般論になってしまいますが、自分のマイナス面をいわない傾向がありますので、直接、患者に何が起こったのかが通訳がいても、わからない状況に置かれます。正直な医師もいらっしゃると思いますが。
>
>中略
>
> 4)ちゃんと、通訳してくれる通訳さんと出会ってください。苦情や医師への質問等、尋ねたことに答えられる方を手配して下さい。いいかげんな方多いです。
FTMの性別適合手術(SRS)を海外で受ける際、医療通訳の質は手術結果と同じくらい重要です。掲示板では「通訳が適当だったせいで要望が伝わらなかった」という悲痛な声も──。この記事では、掲示板のリアルな体験談をもとに「後悔しない通訳選び」のポイントを解説します。
本当に信頼できる通訳者はいるの?【Q&A】
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結論:医療とSRSに精通した専属通訳を選ぶのが最適解です。
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一般通訳では医学用語や手術工程を正確に訳せない。
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トラブル時、医師寄りの説明をされるリスクがある。
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実績豊富な専門通訳は患者側の権利を守る交渉力を持つ。
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掲示板より抜粋: > 「SRSの知識もない方の同行はノーグッド!」> 「苦情や医師への質問に答えられる通訳を手配して」
専門通訳を見極める3ステップ
STEP 1:医療・SRS知識を確認
SRS特有の術式名や合併症を説明できるか面談で質問しよう。
STEP 2:実績・症例データを照会
「過去◯件以上のSRS通訳実績」など具体的数字を開示する通訳を選ぶ。
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Tips(担当した病院名・医師名を伏せずに提示できるか)
STEP 3:事前面談で相性チェック
通訳者自身が当事者サポート経験者なら、心理面のフォローも期待できる。
Note: 契約前に「術後のフォロー通訳も可能か」を必ず確認しましょう。
医療通訳に関するよくある誤解と正しい情報
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誤解①「英語が堪能なら誰でも医療通訳になれる」
実際は 専門用語と臨床知識 が不可欠。 -
誤解②「病院が紹介する通訳なら安心」
実際は 病院側の都合を優先 するケースもある。 -
誤解③「トラブル時は医師が直接説明してくれる」
実際は 通訳の力量次第で情報が遮断 されることがある。
Note: 契約前に「通訳者の氏名・経歴」を文書で取り寄せると安心です。
まとめ
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専門知識と実績を兼ね備えた 医療通訳 を選ぶことが、FTM SRS成功の鍵。
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事前面談で 相性とフォロー体制 を徹底チェック。
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名前や症例数を開示しない通訳は 要注意。
タイSRSガイドセンターは、タイで実際に性別適合手術を経験した MtF 当事者が現地で直接サポートする唯一のアテンド会社です。
当事者によるアテンドだからこそ分かる「SRS通訳選びの不安」を、専門知識と長年の実績で徹底サポートいたします。
どんな小さなご質問やご相談でもお気軽にお問い合わせください。

バンコク在住、(株)ジェイ・ウェッブ・クリエーション代表。1997年にバンコクへ移住し、現地工場長を経て2004年に会社設立。現在はバンコクで医療系の情報提供と起業支援を中心に活動中。日本国内で年に2回ほど個別相談会も開催しています。1952年生まれで茨城県水戸市出身、在タイ20年超