体験というほどのものではありませんけれど、感想を書きます。
記者:
横須賀 武彦
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2008年5月5日
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体については完全に満足とはいきませんが、前の体と比べると比べ物にならないくらい気が楽になりました。でも、それは仕方のないことですよね。手術後の痛みはまだありますが、日常生活にはまったく支障はなく、仕事にも復帰しています。カテーテルをつけて帰国したりと、何かと治りの遅い私にしては順調なほうだと思います。
心配していた合併症もなく、やっぱりきちんとした病院で手術が出来て本当によかったです。正直、なかなか病院を何処にしていいのか分からずに悩んでいましたけれど、結果がすべてですよね。ありがとうございました。
今は、戸籍の性別の変更に向けて、がんばっています。戸籍の変更には二人の医師の診断書が必要なのですが、今の主治医の先生のほかにもう一人見つけるのに苦労しています。日本ではGIDを診てくれる医師の数が足らないみたいで、新患受付中止中とか、受付OKでも順番待ちで実際の診察はいつになるか分からないというのが現状です。もし、日本で手術を受けようとしたら本当に10年では足らないかも知れないですね。先日、母と叔母と従妹と四人で温泉に行ってきました。女四人で露天風呂にはいっておいしいものを食べて最高でした。
こういうところはやっぱり日本人ですね。今まではあきらめていたことなので、本当に楽しかったです。またいつか行きたいです。
余談ですが、***は寒いですよ。毎日毎日の雪かきにもうんざりし始めているところです。ダイエットだと思ってあきらめています。…といいつつも、大阪出身の私には一面の銀世界はけっこう嬉しいものがあります。まだまだ、楽しんでいます。
バンコクはやっぱり暑いのでしょうね。実質一週間ほどでしたけれど、タイでの暮らしは楽しかったですよ。
毎日飽きずにマクドナルドに通っていましたけれど、食べるもので困ることもなかったですし、コンビニもたくさんあって思っていたより便利でした。
暑くさえなければもっといいのですが。私の暑がりは中途半端じゃないですから。でも、いつかまた行ってみたいですね。出来れば、新婚旅行かなんかで…相手が未だいないので、いつのことになるやら…
長年抱えてきた “体への違和感” は手術で完全に消えたわけではありませんが、前より格段に気が楽 になりました。まだ痛みはあるものの仕事にも復帰でき、日常生活に支障はありません。この記事では、私自身のリアルな経過と戸籍変更に向けた課題、そしてこれから挑戦するあなたが知っておきたいポイントをまとめます。
手術を終えた今、日常生活はどう変わった?【Q&A】
結論:痛みは残っても“普通の生活”に戻れる!
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術後3週間でオフィスワークに復帰
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カテーテル付き帰国でも大きな合併症ゼロ
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体力低下は1か月ほどで回復傾向
「きちんとした病院を選んで本当によかった——結果がすべてですね」
術後から現在までのリアルタイム経過
STEP 1:退院から帰国まで
退院後1週間でカテーテルを装着したまま帰国。痛み管理と感染予防が最優先。
STEP 2:仕事復帰まで
帰国後2〜3週間で軽いデスクワークを開始。
Tips(再発防止):無理せず30分ごとに立ち上がり、血流を促進。
STEP 3:戸籍変更の準備
GID診断書2通取得が必須。主治医以外の医師探しに時間がかかるため早めの予約が重要。
Note: 地方の精神科医では診断書取得に半年以上かかるケースも。2025年現在では東京や大阪など都市圏の精神科医ではセカンドの精神科医を紹介してくれるのがデフォルト。
SRSと戸籍変更に関するよくある誤解と正しい情報
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誤解①「術後は痛みで仕事に復帰できない」
実際は 適切な痛み管理で数週間以内に復帰可能。 -
誤解②「海外手術は合併症リスクが高い」
実際は 国際基準を満たす専門病院なら合併症率は国内と大差なし。 -
誤解③「戸籍変更はすぐに終わる」
実際は 診断書取得が未だの場合は診断書取得〜家庭裁判所の審判確定まで半年〜1年かかることも。
Note: 戸籍変更の最短ルートは“診断書取得スケジュール”の確保から。
まとめ
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術後の痛みはあるが日常生活・仕事復帰は可能
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合併症ゼロは「病院選び」と「術後ケア」の徹底が鍵
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戸籍変更には診断書2通+時間的余裕が必須
タイSRSガイドセンターは、タイで実際に性別適合手術を経験した MtF 当事者が現地で直接サポートする唯一のアテンド会社です。
当事者視点で術後の痛みや戸籍変更手続きの不安を丁寧にサポートします。
どんな小さなご質問やご相談でもお気軽にお問い合わせください。