FTM料金の御社と他業者の差はどうして?
記者:
横須賀 武彦
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2008年7月6日
2,442

このサイトでは予算総額259万円前後と書いてありますが、ほかのサイトだと350万円前後だと聞きました。
なぜこんなに料金に差があるのでしょうか。
行ったことのない場所ですので交通手段が不安です。空港、病院、ホテル間の送迎は往復であるのでしょうか。
また現地で多くのお金が必要になることはないのでしょうか。そして、滞在期間を出来る限り短くしたいのですが可能でしょうか。
「同じガモン病院なのに259万円と350万円――どうしてこんな差が?」
あなたと同じ疑問を持つ読者は少なくありません。本記事では料金が変動する3つの要因と、追加費用を回避する具体策を解説します。読めば費用の全貌と滞在期間を最短化するコツが分かります。
結論から知りたい!本当に料金差が出る理由は?
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総額の違いは「上乗せ幅」と「サービス設計」が原因
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医療機関の定価は同じでも、業者ごとに手数料や為替レート上乗せ幅が異なる
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滞在サポートが「実費+手数料」か「一括パッケージ」かで見かけの総額が変わる
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為替リスクを避けるために、契約時点でレートを確定する業者もあれば、後精算の業者もある
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私は3社から見積もりを取りましたが、
– A社:総額350万円(内訳を非開示)
– B社:総額315万円(タイ―円レート固定)
– C社:総額259万円(アテンド費用と手術費用を分離)
最安のC社は内訳が明確で、現地スタッフ常駐という点でも安心感がありました。
手術費用と滞在コストを最小化する3ステップ
STEP 1:見積もりの「内訳」を必ず開示させる
手術費、アテンド費、滞在費を別立てで確認。通貨とレートも要チェック。
STEP 2:渡航・滞在を合理化する
往復航空券と宿泊先を一括手配するプランを選ぶと無駄が減少。
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Tips(短い補足や注意点)
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手配済み往復送迎付きなら現地でのタクシー代が不要
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同室同行者がいる場合、滞在費が割安になることも
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STEP 3:退院後ケアの充実さも検討事項に
退院後のケアが疎かな場合は、滞在延長が必要になったりと想定外の出費になることも。
Note: 帰国するときは、帰国後のセルフケアチェックガイドを貰い、症状が出たら即オンライン報告できる体制を整えましょう。
料金と滞在に関するよくある誤解と正しい情報
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誤解①「高いほどサポートが手厚い」
実際は 内訳を非公開にして中間マージンが高いだけ のケースも。 -
誤解②「送迎は片道だけだから自力で帰る必要がある」
実際は 往復送迎が標準 で含まれる業者が多い。 -
誤解③「現地で追加検査が必ず発生し高額請求される」
実際は 渡航前検診で大きな問題が確認されなければ追加検査ゼロが基本。
Note: 「現地で予想外にキャッシュが要った」という声は、不透明な見積もりが原因であることがほとんどです。
まとめ
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業者間の料金差は手数料の上乗せ幅・サービス設計・為替レート処理で生じる
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内訳開示と往復送迎付きプランを選べば追加費用リスクは最小
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滞在期間短縮には術後ケア充実度の確認が鍵
タイSRSガイドセンターは、タイで実際に性別適合手術を経験した MtF 当事者が現地で直接サポートする唯一のアテンド会社です。
当事者目線で見逃しがちな費用項目まで先回りサポートいたします。
どんな小さなご質問やご相談でもお気軽にお問い合わせください。

バンコク在住、(株)ジェイ・ウェッブ・クリエーション代表。1997年にバンコクへ移住し、現地工場長を経て2004年に会社設立。現在はバンコクで医療系の情報提供と起業支援を中心に活動中。日本国内で年に2回ほど個別相談会も開催しています。1952年生まれで茨城県水戸市出身、在タイ20年超