FAQ: 睾丸インプラントは半年後?
記者:
横須賀 武彦
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2009年1月17日
2,467

「ミニペニス手術と同時に睾丸インプラントも入れた方がいいの? それとも半年以上待った方が安全?」——そんな疑問を抱くあなたへ。本記事ではガモン病院の実情と医学的リスクを踏まえ、後悔しない判断軸をわかりやすく解説します。
睾丸インプラントは “半年後が安全” なのか?
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結論:ミニペニス手術から約6か月以降に挿入する方が安全性が高い
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術後の炎症・腫脹が収まり、組織が安定
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合併症(感染・縫合不全など)を事前に評価できる
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サイズ・位置を最適化しやすく、仕上がり満足度↑
「傷の落ち着きを待ってから挿入したおかげでバルトリン腺関連の合併症をクリアにしてから挿入できました。
もし同時手術にしていたら、睾丸インプラント再挿入でお金を無駄にしていたかもしれません」 — FtM 当事者 Kさん(術後8か月)
睾丸インプラント挿入までの3ステップ
STEP 1:手術計画の立案
ミニペニス手術の術式・滞在期間・予算を総合的に検討し、半年以上後の再渡航を視野に入れる。
STEP 2:ミニペニス手術直後のケア
術後1〜2か月は創部清潔・定期診察を徹底。感染兆候(発赤・発熱)に気づいたら即受診。
STEP 3:半年後の再評価とインプラント挿入
患部の瘢痕成熟を確認し、希望サイズ・材質(シリコン or ソフト固形)を医師と最終決定。
Note: バルトリン腺関連の合併症が生じている場合は、事前に写真による確認が必須。
睾丸インプラントに関する誤解と正しい情報
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誤解①「同時手術の方が総費用は安い」
実際は 再手術・入院延長 などでトータルコストが増えるケースも多い。 -
誤解②「半年空けるとインプラントが不自然に見える」
実際は 組織が落ち着くため 自然な形状 を作りやすい。 -
誤解③「半年も待つと痛みがぶり返す」
実際は 痛覚が鈍化し、術中・術後の疼痛が軽減 するメリットが大きい。
Note: “半年以上待つ=遠回り” ではなく、“安全な近道” と捉えるのがポイントです。
まとめ
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睾丸インプラントは 半年以上後に再渡航して挿入する方法が安全性・満足度ともに高い
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同時手術は時間・費用を節約できる一方、合併症リスク増大
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再渡航プランでは術後評価→最適サイズ選択→低侵襲手術の流れでリスクを最小化
タイSRSガイドセンターは、タイで実際に性別適合手術を経験した MtF 当事者が現地で直接サポートする唯一のアテンド会社です。
サポート宣言:当事者によるアテンドだからこそ分かる「再渡航時の手術スケジュール最適化」という課題を、現地同行と医師連携で丁寧にサポートします。
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