【2026年更新】「比較的安い海外で手術を受けて合併症…」は何の話?

記者:

横須賀 武彦

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2018年11月9日

 

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トランスカエルくん
記事は「どの手術でどの国のどんな合併症か特定できない」と丁寧に説明しているケロ。手配経路や術後の連絡先が結果を左右する点は重要だケロ🐸 費用だけでなく契約関係や保証範囲を確認してね。 疑問があればお問い合わせはご遠慮なく!

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結論

2018年11月6日付の中日新聞は、性別適合手術の保険適用を伝える記事の中で、「費用は百万円以上かかるとされ、比較的安い海外で手術を受けて合併症を起こすことなどが問題化していた」と書いています。この一文は、調査結果や具体的な事例を示していません。どの手術の、どの国での、どのような合併症を指すのかは、この一文だけでは特定できません。

当社は2018年、この一文に対して、当社を通じて手術を受けた方については、そのような事例は確認していないと書きました。2026年現在も、当社を通じて手術を受けた方について、この一文が指すような「海外の安い手術に起因する合併症」の事例は確認していません。

ただし、S字結腸法後の腸閉塞のように、手術先を問わず一定の確率で起こりうる合併症は、この説明から除いています。この種の合併症は、当社経由の手術でも2026年までに2例確認されています。

「問題化していた」の中身を分けて考える

この話題で混同されやすいのは、「手術費用が安いこと」と「手配の経路が適切であること」です。費用の安さそのものが合併症の原因になるわけではありません。手術の結果と術後の経過は、主に次の2つで左右されます。

  • 手術を行う医療機関と、その医療機関で手術を受けるまでの手配の仕組み
  • 退院後、帰国してからの受診先や連絡先が決まっているかどうか

手配の仕組みが曖昧なままだと、術後に問題が出たときに誰に連絡し、どこで診てもらうのかが決まらないまま時間が過ぎてしまいます。ここが、費用の比較だけでは見えにくいリスクです。術後の保証の範囲については、別記事でも比較しています。

海外で手術を受けることと、「違法なアテンド」を分けて考える

当社は、海外で手術を受けること自体を一律に悪いとは考えていません。タイ国内には、安全面の体制が十分でない環境で、安価にSRSを行うクリニックも多く存在します。当社は、安全と安心を基準に医療機関を選んでおり、そうしたクリニックは扱っていません。

問題が起きやすいのは、手術先の国よりも手配の経路です。当社がここで「違法なアテンド」と呼ぶのは、タイ国内で法人登記をせず、不法就労の状態でアテンドサービスを提供している業態全般を指します。

海外での手術の手配は、大きく2つに分けられます。

  • 正規エージェント契約のある手配: 当社は、当サイトでご案内する医療機関すべてと正規エージェント契約を結んでいます。手術・医療行為は各医療機関が行い、当社は予約・手配・滞在中のサポートを担います。
  • 違法なアテンド(無許可の仲介): 上記の定義に当たる業者を通じた手配です。どの医療機関で誰が手術をするのか、費用に何が含まれるのか、術後に誰が責任を持つのかが不透明になりやすい形です。

ルポルタージュ『性転師』(伊藤元輝著、柏書房、2020年)は、タイと日本をまたいで仲介業を営む業者の実態を取材しています。仲介の形態はさまざまで、手配の経路を確認することの大切さを考えるうえで参考になります。

2018年の経緯と、関係した医師の話

2018年当時、岡山大学病院(岡山市)でジェンダーセンター長を務めていた難波祐三郎教授は、保険適用となった性別適合手術について、同じ中日新聞の記事で説明しています。当社は2018年、難波教授とガモン病院で話をした際に、この種の合併症が話題になったと書いていました。

2026年2月の個人ブログでは、難波教授が定年退職の予定で、同年4月から岡山市民病院に勤務されると伝えられています。
※ 難波医師の定年退職の実施とセンター長の退任は、弊社では一次情報での確認が出来ておりません。

手配先を確認するときのポイント

海外の手術を検討する際に、次の3点を確認すると比較しやすくなります。アテンド会社の選び方については、費用と評判だけで選ばない理由も参考にしてください。

  • 手術を行う医療機関と、その医療機関との契約関係を、書面や公式情報で確認できるか
  • 手術費用、滞在費、アテンド料など、費用の内訳が明示されているか
  • 帰国後に体調の変化があった場合の連絡先と、受診先の候補が決まっているか

当社には、他社のアテンドを利用した方や、利用を検討している方から、相談が時々寄せられます。たとえば、アテンド会社の所在地を調べたところレンタル住所(ペーパーカンパニー)だった、日本側のスタッフから聞いた話とタイ側のスタッフから聞いた話が全く異なっていた、といったケースです。こうした食い違いは、手配の経路を確認する材料になります。

術後の症状や服薬の判断は医師・薬剤師へご相談ください。手術の判断や医学的な優劣については、主治医や専門の医師に確認することをお勧めします。

タイでのSRSを検討中の方への影響

手術費用だけを比べると、どの選択肢が安く見えるかはすぐに分かります。しかし、実際に比べるべきなのは、手術の後まで含めた体制です。医療機関との契約関係、手配の窓口、術後の連絡先が明確かどうかを、料金と並べて確認してください。

当社では、手術の前後の予約・手配・滞在中のサポートを、契約のある手配の範囲でご案内しています。手術の経路や、ご自身の状況に合った確認方法については、弊社スタッフにご相談いただけます。

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出典

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