チャン・スアイ(綺麗になった私)日記 – メモ編
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記者:
JWC 加地
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2019年6月30日
1,339
チャン・スアイ日記
01準備編
02渡航から退院まで
03退院後
メモ編
メモ編
●渡航前にしていたこと
私は術後の患部の状態がよく、回復も早かったのだが、それは個人差が大きいから理由はわからないらしい。なので、参考になるかはわからないが、私が渡航前に普段からしていた体に良さそうなことを記しておく。
水を一日コップ八杯程度飲んでいた。食事はバランスよく、たくさん食べていた。簡単なストレッチやスクワット、片足立ちなどの体操を毎日していた。
●持ち物
服はナイロン、ポリエステルなどのシワにならないすぐ乾くものがお勧め。
綿は汗染みが目立つので気になる人は色注意。
マンションに洗濯機があり1日に2回くらい回した。
暑いのですぐに乾く、加湿のため部屋干しした。
ブラもすぐ乾くものが楽。
入院中は髪の長い人は緩いシュシュやヘアゴムがあるとすっきりする。
コンタクトレンズの洗浄液は110ml持って行ったが、それで足りた。入院中以外は毎日コンタクトレンズを使用していた。少しずつ節約して使っていたが、最終日には洗浄液がわりと余っていたので、十分だったのだと思う。
ネットで、ポカリスエットの粉を持っていき水に混ぜて飲むといいという情報を得て、持って行ったが、術後の体にはスポーツ飲料はあまりよくないらしく結局使わなかった。
虫よけスプレーは持って行ったが一度も使う機会はなかった。私はほぼ毎日外出していたが、虫に刺されることは一度もなかった。時期も関係すると思うが、私はタイで蚊を一度も見なかった。
日中に外出するのなら日傘を持っていくことを絶対にお勧めする。タイの日中の日差しはとても強く日傘なしでの外出は考えられなかった。
ボディソープやシャンプー、タオルやドライヤー、掃除機、洗濯機、洗濯洗剤など生活に必要なものは大体コンドータウンの部屋にある。雨傘やサンダル、ハサミ、輪ゴム、ストロー、ごみ袋、洗濯ネット、ハンガーなど必要最低限のものはあったと思う。
テレビは日本の番組を視聴できる。過去2週間分の放送が視聴でき、しかもWowowなどいろんな番組が視聴できた。
メイク落としや洗顔料はなかった。ヘアアイロンもない。
冷蔵庫には食パンとイチゴジャムとバターがあるので、朝食やおやつに食べていた。他にもコーヒーなどがあった。コンドータウンに何があるか、気になる人は質問して確認するといい。
●実際に来て
ネットではすごく寒いと聞いていた飛行機も室内も快適な調度いい温度だった。
病室は少し肌寒い、術前は薄いカーディガンを羽織り、くつ下を履いた。術後はスタッフの方に頼んでタオルケットを増やしてもらいエアコンの調節をお願いした。
病院の枕は柔らかいが私には大きく合わなかった。腰もベッドとの隙間が気になりタオルを挟んでもらった。
入院中はとても暇でした。ゲームやテレビ、スマホをいじっていましたが、それでも時間をもて余します。また、体の痛みやだるさで手指を動かしづらいこともあるでしょう。私はそんな時、術後に書こうと思っていたメールや手紙の内容を考えていました。
●術前の食べ物
S字結腸法の場合、食事制限があり術前の食事でなにを食べていいのか迷った。以下は私が食べていたもの。
雑炊、コーンフレーク、御菓子、ラーメン、ハンバーガー、から揚げ弁当、ポテトサラダ、魚介類。
●術後のお腹
術後、下腹部おへそ下がすごく張った。ぽっこり。術後は水分とガスがたまっているらしい。痛みや苦しさはない。術前はすっきりきれいに履けたタイトスカートがぽっこりお腹が目立ってしばらく履けませんでした。
術後10日過ぎくらいで少しずつひいてきたが、まだぽっこり。
スカートは少しゆとりのあるものや、お腹が気になる人はカバーできる服装だといいです。
●帰国後のこと
帰国してからのダイレーションは、時間と場所をどうするか困った。自分の好きな時間にダイレーションをしていいのだが、日本での普段の生活の中にその時間を設けるのは難しかった。また家族と同居している場合、洗浄を浴室で行うのに気を使った。自室のベッド上で洗浄をすると吸水マットが必要なので浴室で行っているのだが、自室との移動を裸のまま行えないのが面倒に感じた。
ダイレーションに使うコンドームは帰国時に4つもらったが二日でなくなってしまうので、事前に安く大容量なものを購入しておくと楽かもしれない。
●最後にお願い
もしこのチャン・スアイ日記が参考になった場合は、アテンドスタッフさんに是非お伝えしてください!よろしくお願いします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。皆さんが「チャン・スアイ!」と自信をもって言えるようになることを心より祈っています。
こんにちは。SRS(性転換/性別適合手術)、顔の女性化そして声の女性化の経験者であり、岡山県出身の加地 茜(あかね)です。趣味は映画鑑賞、好きな動物はカエルです。 相談できるところが少ないSRSや顔の女性化、声の女性化に関してのご相談、そして様々な情報が溢れている現状で何を信じて良いのかわからないなどの困り事があればお気軽に相談して下さい。 自身の手術経験やアテンド経験から、痒いところに手が届く様なサポートが出来るよう、日々努力しています!