ガモン病院では戸籍変更等の準備に必要な手術証明書は自動的に頂けるものなのでしょうか?
記者:
横須賀 武彦
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2009年1月30日
2,469

性別適合手術(SRS)後に戸籍変更を進めるには、医療機関が発行する手術証明書が欠かせません。
「ガモン病院なら自動で手配してくれるの?」という疑問にお答えし、証明書の内容から受け取り方、役所提出のコツまでまとめました。
手術証明書は申し出なくても自動発行されるの?
結論:はい。ガモン病院では手術終了後、自動的に英語版と日本語版の手術証明書がそれぞれ1通ずつ発行されます。
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SRSパッケージ料金に証明書発行手数料が含まれている
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術後に無事退院したを後に作成開始
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帰国前の最終チェックアップの日に原本を受け取り可能
「特別な申請フォームや追加費用は不要でした。帰国前の最終チェックアップの際に“こちらの手術証明書を確認ください”と言われて安心!」(2018年4月 手術後アンケートより)
手術証明書を確実に受け取り、戸籍変更までつなげる手順
STEP 1:証明書の内容を確認
最終チェックアップ時に証明書の内容を確認して頂きます。氏名・生年月日・手術名・術式・施術日・医師署名・病院印が明記されているかを必ずチェック。
STEP 2:受け取りタイミングを把握
最終チェックアップ時の内容確認で問題がなければ、帰国日に他の書類と一緒にお渡しします。
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Tips: 日本の精神科医から「手術証明書を受け取ったら写真を送ってね」と言われている場合は、最終チェックアップ時点で撮影して送っておくと安心。
STEP 3:戸籍の性別変更用の書類を準備
ガモン病院発行の手術証明書のみで日本の戸籍の性別変更は進められないので、かかりつけの精神科医に手術証明書を見せて、戸籍の性別変更用の意見書を発行して貰いましょう。
Note: 手術証明書には日本語版もありますので、原本をそのまま精神科医に見せましょう。
手術証明書に関するよくある誤解と正しい情報
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誤解①「自動発行=無料ではない」
実際は パッケージ料金に含まれており追加費用ゼロ。 -
誤解②「手術証明書だけで戸籍の性別変更ができる」
実際は かかりつけの精神科医が発行する意見書が必要で、手術証明書だけでは不可。 -
誤解③「手術証明書は英文のものしか貰えないから翻訳が必要」
実際は ガモン病院なら日本語版の手術証明書も自動的に発行されるため、翻訳の心配なし。
Note: 英語版の手術証明書も、戸籍の性別変更以外の目的で利用する可能性もありますので、決して捨てずに大切に保管しておきましょう。
まとめ
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ガモン病院では 術後に自動で英語と日本語の手術証明書が発行 される
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帰国前の最終チェックアップ時に原本の内容と署名・押印をその場で確認、帰国時に受け取り
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戸籍変更には、かかりつけの精神科医による意見書の発行が必要
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