性転換と豊胸は全身麻酔ですか?同時にしてもらえるのですか?
記者:
横須賀 武彦
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2006年10月6日
2,155

性別適合手術(SRS)に加えて豊胸手術も同時に行いたいと考えていませんか?本記事では、タイの病院でSRSと豊胸手術を同時に行う際の流れや麻酔の実情を解説します。読むことで、同時手術の可否や安全性に関するポイントがわかるはずです。
同時手術は可能なの?【Q&A 形式で解説】
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結論:条件を満たせば同時に実施できる場合があります
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執刀医がSRSと豊胸手術を同時に行っても安全と判断すること
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全身麻酔管理が可能な充分な設備と麻酔科医の立会いがあること
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体力面や術後の回復計画を考慮し、入院前後のケア体制が整っていること
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例えば、ガモン病院では性別適合手術などの術式や患者の状態によってはSRSと豊胸を同時に行うケースがあります。いずれの場合も、医師が慎重に判断し安全を最優先に手術を組み立てます。
タイでのSRS&豊胸手術を段階的に詳しく解説
STEP 1:事前カウンセリングと術式決定
まずは専門医とのカウンセリングで、自分に合ったSRSの術式と豊胸手術の方法を確認します。ここで体調面や希望の仕上がり、入院日数などを総合的に考慮して手術内容を決定するのがポイントです。
STEP 2:手術準備と全身麻酔の管理
手術当日は病院施設の手術室で行い、麻酔科医が立会いのもとで全身麻酔を管理します。
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Tips: タイの病院では局所麻酔の豊胸はほとんどなく、入院して全身管理が原則です。日本のクリニックで見られるような日帰り手術(デイサージャリー)は基本的に行いません。
STEP 3:術後の入院と回復プロセス
同時手術の場合、体への負担が大きくなるため、通常より長めに入院することもあります。術後は痛みや腫れに対するケア、傷口の消毒、ドレーン管理などを行いながら、状態を見ながら退院日を決定します。
Note: SRSと豊胸を同時に行うときは、術後の回復に十分な時間を確保し、医師の指示に従ったアフターケアを怠らないようにしましょう。
「同時手術」と「麻酔」に関するよくある誤解と正しい情報
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誤解①「豊胸はクリニックで局所麻酔でするもの」
実際は タイでは病院の設備を用い、必ず全身麻酔で行うケースが主流です。 -
誤解②「日帰り手術で済むはず」
実際は 同時手術を行った場合はSRSと合わせて十分な入院期間を確保し、少なくとも1泊以上は入院が必要です。 -
誤解③「同時手術ならすべての人に負担が減る」
実際は 体力面や術後リスクによっては別々に手術を受ける方が回復が早い場合もあるため、医師の判断が重要となります。
Note: 自分の身体状態や術式に合った方法を選ぶには、カウンセリングで具体的に相談することが大切です。
まとめ
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この記事でわかったこと
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SRSと豊胸を同時に行う場合、医師が安全と判断すれば全身麻酔で対応可能なケースもある
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タイでは入院管理が基本のため、局所麻酔や日帰り手術は一般的ではない
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術後の入院やアフターケアを十分に行うことで、リスクを軽減しやすい
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タイSRSガイドセンターは、タイで実際に性別適合手術を経験したMtF当事者が、現地で直接サポートする唯一のアテンド会社です。当事者にしか分かりにくい課題となるSRSと豊胸の同時手術についても、私たちは現地での手術手配から退院後のアフターケアまでどんな課題でも丁寧にサポートします。
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