豊胸パットは自分で選べることができるのですか?
記者:
横須賀 武彦
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2007年3月1日
2,180

「自分らしいバストを手に入れたいけれど、どのインプラントを選べばいいの?」――そんな不安を抱えるあなたへ。この記事では MtF 豊胸手術のインプラント選択から切開位置、挿入層までを総まとめ。読後には、自分に合った方法を自信をもって選べるようになります。
インプラントは自分で選べる? ――よくある疑問を一問一答で解決
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結論:サイズ提案は医師、最終決定はあなた。
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根拠
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医師は体格と目標バストを基に最適容量を提示
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同一体型ならメーカー差で大きな結果差は出にくい
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特殊形状や特殊メーカー利用時は事前手配が必須
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例: 170 cm/65 kgのケースで「300 cc」と「350 cc」を提示され、最終的に本人が350 ccを選択。医師の許容範囲内であれば本人希望を優先。
手術の流れを3ステップで詳しく解説
STEP 1:インプラント容量と形状を決める
体格・皮膚伸展性・希望カップを元に、医師が2〜3パターンを提案。最終決定はカウンセリング当日に本人が行う。
STEP 2:切開位置を選ぶ
わきの下(腋窩切開)が主流。傷跡が目立ちにくく、MtFの皮膚構造とも相性が良い。
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Tips(乳房下縁切開は乳房基底部が発達している場合に限定)
STEP 3:挿入層を確定する
MtFでは大胸筋下が原則。皮膚・乳腺が薄くても輪郭が浮きにくく、自然な曲線を作りやすい。
Note: ティアドロップ型は術後に回転すると不自然な形状になるため、MtFでは通常ラウンド型のみ採用。
豊胸インプラントに関するよくある誤解と正しい情報
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誤解①「海外メーカーの方が高品質」
実際は ISO 認証を満たす大手メーカー間で品質差は少ない。 -
誤解②「大きいほど仕上がりは良い」
皮膚伸展限界を超えるとリップリングや下垂リスクが増加。 -
誤解③「ティアドロップ型は自然だから優れている」
MtFでは回転リスクが高く、見た目が不自然になるため不向き。
Note: 「大きさよりバランス」が満足度アップの鍵。
まとめ
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インプラント容量は医師の提案+本人最終決定で選択
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切開位置はわきの下、大胸筋下挿入がMtFの標準
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特殊インプラント希望は事前相談でトラブル回避
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