【2026年更新】ヤンヒー病院だと健康診断は受けなくてもいい?――エコー検査を省略できない理由
記者:
横須賀 武彦
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2013年2月26日
4,219

【 ご質問 】 ヤンヒー病院だったら健康診断は受けなくても大丈夫と聞いたんですけど・・・エコーも受けなくて大丈夫ですか?
【まず結論】「病院にお任せ」だけでは不十分。当社は病院を問わず「渡航前検診」を必須としています
「しなくても大丈夫」というのは正しくありません。むしろ2013年の初回公開時よりも、今のほうがはっきりお伝えできます。
当社では現在、手術を受ける病院がヤンヒー病院かガモン病院かにかかわらず、渡航前の「健康診断(渡航前検診)」とHIV検査を必須としています。さらに、子宮卵巣摘出手術(腹腔鏡手術)を受ける方には、子宮のエコー検査を必ず受けていただいています。
「ヤンヒー病院では手術前にレントゲンや最低限の検査をしてくれるから大丈夫」という話を耳にすることがありますが、これは病院が手術直前に行う検査の話であり、当社が渡航前に必須としている検診とは別のものです。この違いを以下で整理します。
なぜ「病院の検査」だけでは足りないのか
ヤンヒー病院では、手術前に血液検査・胸部レントゲン・心電図検査を行っています。子宮卵巣摘出手術(内摘)の場合は、医師の判断で子宮のエコー検査が行われることもありますが、これは病院側の裁量に委ねられており、必ず実施されるとは限りません。
これらは現地で・手術直前に行われる検査であり、日本国内でじっくり確認する時間はありません。もし検査で問題が見つかった場合、その場で手術の可否や時期の調整が必要になることがあります。遠方から渡航しての手術だからこそ、事前に日本国内で状態を把握しておくほうが、ご本人にとっても負担が小さくなります。
【表】当社が必須としている「渡航前検診」の項目(2026年6月更新)
当社の案内ページ(下記参照)によると、現在は下記の項目が必須です(渡航前検診・HIV検査は手術の3ヶ月以内に受けたものが有効)。
| 区分 | 検査項目 |
|---|---|
| 基本項目(全員) | HIV検査(匿名検査可)/血圧検査/尿検査/胸部レントゲン/心電図検査(EKG)/血液検査(CBC)/肝機能検査(GOT・GPT・γ-GTP)/脂質検査(総コレステロール・中性脂肪・HDL)/糖質検査(血糖)/HBs抗原・抗体/Dダイマー/電解質(Na・K・Cl)など |
| 40歳以上の方は追加 | 尿素窒素(BUN)/クレアチニン |
| 50歳以上の方は追加 | 心臓のエコー検査/心臓の運動負荷テスト |
| 子宮卵巣摘出手術を受ける方は追加 | 子宮のエコー検査(必須) |
検査で「正常」以外の結果が出た場合は、該当項目について医師の所見(コメント)または診断書(英文)を用意し、必要に応じて精密検査を受けていただく運用です。最新の項目・提出方法は当社の案内ページで随時更新していますので、渡航前に必ずご確認ください。検診票への医師のサインが必要かどうかは、健康診断表に医師のサインを貰う必要はありますか?もあわせてご確認ください。
子宮卵巣摘出術(腹腔鏡手術)を受ける方に、エコー検査が必須な理由
ご質問にある「エコーも受けなくて大丈夫か」について、子宮卵巣摘出手術(腹腔鏡手術)を予定されている方には、子宮のエコー検査は省略できません。
腹腔鏡手術は、お腹に小さな穴を開けて器具を挿入する低侵襲な方法ですが、筋腫など子宮側の状態によっては、腹腔鏡での手術が難しく、術中に急きょ開腹(切開法)へ切り替えるケースがまれにあります。具体的な件数・頻度についての統計データは現時点でありませんが、エコー検査はこうした事態を術前にできるだけ把握し、避けるために行うものです。
ヤンヒー病院でも医師の判断でエコー検査が行われることがありますが、前述のとおり必ず実施されるとは限らないため、当社では日本国内で事前にエコー検査を受けていただくことを必須としています。逆に言えば、エコー検査を事前に受けておくことは、手術そのものを安全に、予定どおりの方法で受けやすくするための備えといえます。開腹・膣式・腹腔鏡それぞれの方法の違いは、子宮卵巣摘出の開腹手術と膣式や腹腔鏡手術の違いでくわしく解説しています。
「誰に確認すればいい?」検査・診断書についての相談先
| 確認したいこと | 相談先 |
|---|---|
| 検査結果の数値・所見の医学的な意味、要精密検査への対応 | 受診した医療機関の医師 |
| 渡航前検診の必須項目・提出期限、検診票のフォーマット | 弊社スタッフ・LINE窓口 |
| 検査で異常が見つかった場合、手術の可否・時期の調整 | 弊社を通じて手術先の病院と調整 |
私たち(アテンドスタッフ)は医療の有資格者ではないため、検査結果の医学的な判断そのものを代行することはありません。数値の解釈は医師へ、検診票の準備やスケジュールのご相談は私たちへ――この線引きで、安心してご相談いただけます。
タイでのSRSを検討中の方へ
「ヤンヒー病院なら大丈夫」という話は、病院が手術直前に行う検査(血液検査・胸部レントゲン・心電図。内摘の場合は医師の判断でエコー検査が行われることも)のことであり、当社が必須としている渡航前検診(とくに子宮卵巣摘出術を受ける方のエコー検査)とは別物です。健康診断を簡単に考えて省略してしまうと、術前に把握できたはずのリスクを見逃すことになりかねません。
必須項目や検診票の様式は随時更新されますので、渡航スケジュールが決まったら、まずはLINEでお気軽にご相談ください。検診の予約タイミングや提出方法まで、一緒に確認します。
参照
タイ渡航前に行うべき健康診断(渡航前検診)の検査項目のご案内(当社の現行必須項目の一次情報)
タイSRS渡航前健康診断ガイド|検査結果の提出方法と注意点











検査は手術3ヶ月以内の結果が有効で、異常が出たら医師の所見や追加検査が必要になることも。検診項目や提出方法は随時更新されるから、渡航が決まったらLINEで相談してね。
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