腹腔鏡によるS字結腸法の手術に立ち会ってきました
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記者:
横須賀 武彦
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2013年11月25日
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腹腔鏡によるS字結腸法の手術に立ち会ってきました。
ますは、準備から立ち会って写真撮影と動画撮影をしました。
最初から終わりまで6時間に渡って手術室にほぼ立っていましたので、足がガクガクでした。
手術手順はメモをせず記憶しただけですので、忘れないように書いておきます。
1. 腹腔鏡によるS字結腸の切断と確保
2. 切断したS字結腸の縫合
3. 確保したS字結腸と膣口へのルート確保
4. 睾丸摘出
5. 尿道切断と導尿カテーテル挿入
6. 陰茎の亀頭部分を残して切除
7. 陰茎の海綿体部分の切除
8. 亀頭部分を使ってクリトリスと包皮形成
9. 陰茎上部の皮膚と陰嚢皮膚から小陰唇と大陰唇形成
10.確保したS字結腸と開口部(膣口)の結合縫合
ざっと以上の流れで手術が進んでいました。
前半のアングーン医師が行った腹腔鏡によるS字結腸手術部分は2時間半前後で準備が完了しています。
その後、アングーン医師とガモン医師2人でS字結腸による膣口へのルート確保を行っています。
ルート確保してから、外性器形成手術に入っていきますが、手術経験がかなりあるガモン医師は迷うこと無く淡々と手術が進んで行きました。
外性器形成を見ていて思ったのですが、かなり縫い込んで立体的に形成していることが確認できました。
最後の開口部と確保したS字結腸を繋ぐ作業はかなり難しい手術と感じました。
とにかく今回の手術立ち会いは期待して臨みましたが、デジカメのバッテリーが切れてしまったり、普段ずっと立つことが無い私(横須賀)は疲労困憊で帰路につきました。
ガモン医師とアングーン医師および手術室のスタッフの皆様はお疲れ様でした。
バンコク在住、(株)ジェイ・ウェッブ・クリエーション代表。1997年にバンコクへ移住し、現地工場長を経て2004年に会社設立。現在はバンコクで医療系の情報提供と起業支援を中心に活動中。日本国内で年に2回ほど個別相談会も開催しています。1952年生まれで茨城県水戸市出身、在タイ20年超