ココが気になるタイSRS「内摘の術式って、何が違うの?」
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記者:
JWC 加地
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2018年7月15日
1,311
お客様
内摘が3種類あると聞いたのですが!わけがわかりません?
胸オペと同じく、内摘にも傷の種類があります。
傷のタイプと、回復の早さ、痛さなどを比べてみました。
開腹法 | 経膣 | 腹腔鏡法 | |
傷の場所 | お腹(へそ下)に横5cmほどの傷が出来る | 見える場所には傷はできない(膣内部を切開) | お腹(へそ周り)に3カ所、0.5mmほどの傷ができる |
手術の方法 | お腹を切って、開け、子宮卵巣を摘出する | 子宮卵巣を体から引き出しながら切開して行き、膣経由で摘出する | 腹部に3箇所、小さな切開をして、手術器具とカメラを入れ、子宮卵巣を膣経由で摘出する |
術後の回復までの期間 | ★ | ★★★ | ★★ |
術後の痛さ | ★★★ | ★ | ★★ |
術後の出血の危険性 | ★ | ★★★ | ★★ |
手術条件 | なし | 子宮筋腫が大きい場合は不可 | 肥満の場合は不可 |
緊急回避的に開腹手術に変更となる可能性 | – | 3%程度 | 1%程度 |
費用 | ★ | ★★★ | ★★ |
最も手術の難易度が低く、術後の多量出血の可能性が低いのは「開腹法」です。
開腹法以外の傷タイプでは、執刀医からは術後2週間は絶対安静が推奨されています(開腹法は術後10日間程度)。
特に、「経膣」では、子宮卵巣を物理的に体から引き出して切開していくという、その手術の方式から、術後の出血の危険性が特に高い術式とされています。
この記事も参考にしてください。
FtM内摘後の滞在と、帰国後の注意