【タイでSRSを予定の方必見】入院中の室温管理と汗疹対策で快適な療養を

記者:

JWC 加地

2024年9月28日

 

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タイで性別適合手術(SRS)を受けることを検討中の方にとって、入院中の環境づくりはとても重要です。特に気候や生活習慣が異なるタイでは、術後の経過や体調管理に大きく影響することもあります。今回の記事では、「快適に療養するための室温管理」と「汗疹(あせも)対策」について詳しくご紹介します。

日本とタイの室温管理の違い

近年の日本では節電や環境への配慮から、室内温度を高めに保つことが増えています。しかし、それに慣れた身体でタイに渡り、同じようにエアコンを使用しない・温度を上げすぎるなどの習慣を続けると、汗疹や術後の傷トラブルにつながるリスクが高まります。

タイの気候と入院環境

タイでは年間を通じて高温多湿な気候が続きます。日本の夏以上に蒸し暑い日が長く続くことがあり、術後の回復を左右する大きな要素になりかねません。

室温が高いままだと…

術後は微熱が出やすい傾向があるため、高めの室温や湿度が続くと、発汗量が増えたり傷口周辺が蒸れてしまい、回復に支障をきたす場合があります。

汗疹ができやすい…

高温多湿の環境に慣れないまま、エアコンを控えると汗疹(あせも)が悪化しやすくなります。

入院中の適切な室温管理

1. エアコンの積極的な使用

タイではエアコンをしっかり使って、常に28度以下に保つことを心がけてください。蒸し暑さを防ぐだけでなく、傷口の感染リスクを下げる面でも効果的です。

2. 体温管理のポイント

術後は微熱が続きやすいため、「少し肌寒い」と感じるくらいの室温が目安です。体感温度に合わせてエアコンの温度を上げてしまうと室温が高くなりがちなので、ブランケットや薄手の上着で調整しつつ、室温は低めをキープすることが重要です。

3. 定期的な体位変換

入院中はベッド上で長時間過ごすことが増えます。特に背中やおしりが常にベッドに接している状態は、肌トラブルを招きやすくなります。2〜3時間ごとに体位変換を行い、身体への負担を減らしましょう。

汗疹対策の重要性

いくら室温管理を徹底していても、汗疹を完全に防ぐのは難しい場合があります。そこでおすすめなのが、以下の塗り薬です。

おすすめの塗り薬:

オイラックスソフト軟膏(第一三共ヘルスケア)

かゆみや炎症を抑える効果があり、術後の皮膚トラブル対策として持参しておくと安心です。

その他の注意点

1.こまめな水分補給

タイの暑さは想像以上です。術後の体力が落ちている時期には脱水症状を起こしやすいので、意識してこまめに水分を摂取しましょう。

2.汗をこまめに拭き取る

発汗量が多い場合は、清潔なタオルやウェットティッシュ、必要に応じてベビーパウダーを活用すると、肌トラブルを予防しやすくなります。

3.スタッフに相談する

入院先の病院やサポートスタッフが常駐している場合は、部屋の空調設定や体位変換のタイミングなど、気になることは遠慮なく相談しましょう。

まとめ

タイでSRSを受けるにあたっては、適切な室温管理が快適な入院生活とスムーズな術後回復のカギとなります。特に高温多湿なタイの気候では、エアコンの積極的な使用や湿度対策、体位変換などの工夫が大切です。また、汗疹などの肌トラブルを防ぐために、日本から使い慣れた塗り薬を持参しておくと安心です。

疑問点や不安な点があれば、入院先のスタッフやサポート担当者に気軽にご相談ください。しっかりとした準備と知識をもって臨むことで、タイでのSRS入院生活をより快適に、そして確実に回復へと繋げていきましょう。


ご不明な点があればいつでもお問い合わせいただき、快適な入院生活をサポートするお手伝いをさせていただければ幸いです。皆様の順調な回復を心よりお祈りしています。

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