「ルックスクリニック」FtMご案内開始 – タイでの性別適合手術をリーズナブルな費用で
記者:
JWC 加地
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2023年5月13日
1,361
みなさん、こんにちは。「タイSRSガイドセンター」日本人担当責任者の加地です。
この記事では、弊社で新たに正式紹介させていただくタイ性別適合手術先医療機関「ルックスクリニック」のご案内です。
ご存じの通り、タイSRSガイドセンターでは、皆様がタイで性別適合手術などを受けるためのサポートを行っています。
その一環として、新たにタイ・バンコク郊外に位置する「ルックスクリニック」の紹介を開始いたします。このクリニックは、2022年12月に当社と正規エージェント契約を締結し、2023年1月より一部のお客様向けに紹介を行ってきましたが、本日より、まずはFtM向けに紹介を始めることになりました。
クリニックと執刀医の概要
「ルックスクリニック」は、日本ではまだ多くの方に知られていないかもしれません。しかし、2012年から500例以上の性別適合手術の実績があり、タイ人が性別適合手術先として選ぶクリニックとして有名です。特に、リーズナブルな手術費用が特長で、円安の今、皆さまの予算への影響を大幅に軽減します。
同クリニックの主任医であるイティパット・トリースラヌワタナー医師は、2006年にラングシット大学でレジデンシーを修了し、ウティサック・クリニックおよびザ・クリニークでの経験を経て、2012年にルックスクリニックを開業しました。2022年現在でSRSの執刀は7年目となり、500例以上のSRS症例数を誇ります。
加えて、ルックスクリニックはバンコク院以外にもコラート本院(バンコクより車で4-5時間程度の位置)が存在し、コラート本院は近日中に「病院」への格上げを予定しています。
手術費用の例
ルックスクリニックでは、手術費用が非常にリーズナブルであることが特長です。例えば、「胸オペ(皮下乳房切除/各術式)」の手術は、Y病院では131,000バーツ、K病院では100,000バーツが一般的ですが、ルックスクリニックではこの手術を89,000バーツ(約35万円前後で、最安値)で提供しています。
他の手術についても同様に、価格は比較的低い範囲に抑えられています。その他の具体的な手術費用の例としては以下の通りです:
- 内摘(子宮卵巣摘出/開腹):89,000バーツ(約35万円前後)
- 内摘(子宮卵巣摘出/腹腔鏡):159,000バーツ(約63万円前後)
- ミニペニス(膣閉鎖を含む):129,000バーツ
- 陰茎形成(最新の腹部遊離皮弁を含む各術式):800,000バーツ
※ 胸オペ・ミニペニス・陰茎形成は別途見積もりが必要です(上記費用と異なる場合があります)。
といった具体的な費用例がございます。
※上記費用は「手術費用」のみとなります。別途、アテンド料金・滞在費用や航空券費用等が必要です。
弊社、タイSRSガイドセンターでは、費用面の問題で性別適合手術を見送らざるを得ない方が少なからずいらっしゃるのを見て、とても心苦しく感じていました。今回、リーズナブルな費用の「ルックスクリニック」をご紹介できることになり、手術を必要としている皆様が新たな可能性を見つけられることを強く願っています。このクリニックの選択肢が、一人でも多くの方々の希望に繋がることを期待しています。
私たちの願いは、皆様が自分自身を否定せず、自分らしく生きていける社会で生活できることをサポートする事です。そのために、これからも情報提供を通じて、皆様の性別移行を全力でサポートして参ります。皆様の一歩が、自分らしさを追求する大切なステップとなりますよう、心から願っております。
今後ともタイSRSガイドセンターをどうぞよろしくお願い申し上げます。
MtF(男性から女性へ)の方で「ルックスクリニック」での手術を希望される方は、個別にご相談をお願いいたします。MtF(男性から女性へ)各種性別適合手術もY病院やK病院と比較して50%(半額)近い手術費用となりますが、滞在・入院・術後ケアに注意点があります。