人生初海外・飛行機に興奮と不安と緊張で一睡もできない状態・・・
2024年2月6日より、タイSRSガイドセンター公式ブログをblog.thaisrs.comよりthaisrs.comへ移転しております。一部、表示の乱れなどがございますが、予めご承知ください。
記者:
横須賀 武彦
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2011年5月5日
1,304
アテンド会社
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TSGC(タイSRSガイドセンター)様 https://thaisrs.com/
病院
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ガモンクリニック ⇒現在はガモン病院
執刀医: ガモン・バンシートム医師とピッタヤー・ワーパッタナウォン医師
オペ内容
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乳房切除(乳腺摘出)
乳頭修正
子宮・卵巣切除(全腹腔鏡)
期間
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10日間(入院3日間)
■初日1日目
AM6:05
リムジンバスで彼女とともに関空へ。
人生初海外・飛行機に興奮と不安と緊張で一睡もできない状態…
AM7:30
関空へ到着。
タイ国際航空カウンターの写真を撮り、心配症な母親にも見せておいてと付け加えて姉へメール送信。
合わせて友人へいってきますメール送信。
受付、荷物チェック。
AM10:20
出国手続きの時間になり心臓の鼓動が早くなる。
必ず元気に帰ってくるから!と引きつりながらも笑顔で彼女と離れる。
AM11:00
タイ国際航空 TG623バンコク行き 離陸。
窓際の席から見た景色はものすごく綺麗だった。絶対元気に帰ってこようと改めて思った。
TSGCに提供していただいたガイドブックを何度も読み返す。
日本・タイでの空港での手続きやTSGCの方との待ち合わせの場所などについて大変分かり易く詳細に書かれたこのガイドブックの存在はとても大きかった。
このガイドブック以外にも痒いところに手が届くドキュメント類を多数提供してくださったTSGCには心から感謝しています。
PM15:30
予定より15分ほど早くスワンナプーム空港 到着。
真冬の日本とは真逆の蒸し暑さに戸惑いつつガイドブックに沿って入国手続き等の対応。
PM16:30
入国手続きに予想以上に時間が掛かり到着から一時間後ようやくTSGCから迎えに来ていただいていた通訳のプイさんと合流。
プイさんは、HPやガイドブックで写真を拝見していたけど、とても明るくて綺麗な方でした。
車でTSGCオフィスへ移動。
オフィス到着後、アテンド料金の残金支払い、滞在中に使うノートPCをオプション追加して貸していただく。オプション追加希望を快く受け入れていただきとても有り難かった。
夕食は横須賀さんの奥さんと妹さんの手作り料理を満腹になるまでいただく。とても美味しかった。
夕食後、コーヒーを煎れていただき横須賀さん、山元さんとお話し。
この日はオフィス2Fゲストルームに宿泊。
横須賀さんは、とても頼りがいのある優しげな方でした。日本の医療やタイでの起業についてなど大変貴重なお話をしていただきました。
山元さんは、とても人当たりの良い誠実な方でした。忙しい中でもいつも丁寧に対応してくださいました。
PM23:00
何でも揃っていてまるで日本にいるような感覚に安心したのと一日の疲れから早めに就寝。
初海外+異国の地でのオペ。不安と緊張でいっぱいの僕をオフィス兼の自宅に招いてくださって、手料理を振舞っていた
だいて、宿泊させていただいて、たくさんの心遣いに温もりを感じました。
■2日目
AM7:00
朝食は、横須賀さんの奥様の妹さんに作っていただいたサンドウィッチをいただく。
AM7:45
朝食後、山元さんに連れられGID診断書取得のためラマ9世病院へ。
順番を待つ間、山元さんにアテンドの仕事についてなどのお話を伺う。不安なことなどすべて質問させていただけたことで精神的に落ち着けました。
その後、退院後から暮らすコンドータウンへ。生活に必要な何もかもが揃っていて、日本の番組まで観ることができたことでまるで日本で生活しているような
感覚になれる環境は海外でオペをする僕等にはとても大切で、とても大きなことだと感じました。
TSGCが提供してくださったコンドータウンのおかげで退院後も心身ともに何不自由なく過ごせました。
■3日目 オペ日
AM9:00
プイさんの迎えでガモンクリニックへ。
生きてこの部屋に帰ってこれないかもしれない…という不安とオペへの恐怖心と緊張。
オペ前の剃毛と腸内洗浄。
いつも安心感を与えてくれる明るいプイさんとのやり取りと麻酔科医さんの笑顔に救われた。
AM11:00
オペ室へ移動。
ベッドに横になってからオペの準備がどんどん進む中、不安と緊張でカチカチな僕を
プイさんがオペ室の入り口で「ダイジョウブ!ダイジョウブ!」と言ってくれたので
絶対大丈夫。すべて委ねようと思えた。
麻酔科医さんにマスクを口に持ってこられて2回ほど深呼吸した後に意識をなくす。
PM6:30頃
名前を呼ばれて目を覚ます。
プイさんに気持ち悪くないか聞かれ「大丈夫」と答える。
寒くて足がガタガタ震えてた。電気毛布のようなものをかけていただき温まる。
傷口の痛みはあまり感じなかった。
PM8:00頃
病室へ異動。
PM8:30頃
彼女へ無事にオペが終わったことを連絡。
夜中病室の天井を見つめながらオペが無事に終わったことを感謝し涙がこみ上げてきた。
ガモン・バンシートム医師、ピッタヤー・ワーパッタナウォン医師、麻酔科医さん、看護婦の皆に感謝。
■4日目 辛いこと尽くしの一日。
朝方
あまり眠れず。
午前中
借りていたノートパソコンでネットと彼女へ電話。
お昼頃
傷口自体の痛みはひどくなかったこと、顔色が良かったため、オペ翌日とは思えないほど元気過ぎるとプイさんと麻酔科医さんに驚かれる。
点滴と胸のドレーンと尿道カテーテルでベッドに縛り付けられて身動きが取れない不自由さは本当に辛かった。
その他に、全腹腔鏡が故のオペ時にお腹に入れられたガスがなかなか抜けず内臓が苦しかった。傷口よりも腰と背中が
めちゃくちゃ痛かった。
まだ何も飲むことができないことも辛かった。
ガスは割りと早く出た。
たくさんの看護婦さん達にたくさんお世話になりました。
■5日目
午前中
ガモン医師がお見えになる。
患部チェックをしていただき「OK!」と笑顔で言われ安心する。
その後、ドレーンを外していただく。ギュルギュルと抜かれ想像以上に痛かった!!
その後、点滴と尿道カテーテルも外れ一気に楽になる。
ようやく水が飲めるようになる。
まずはミロ。
昼に味噌スープ。
チョコケーキ+ミロ。
夕飯はエビのおかゆ。味がしっかりついていてとても美味しかった。
身体が元気になっていくのを感じた。
腸も順調に回復していった。
日本語もタイ語も話せてどんなことも話せる存在なプイさんの存在はとても大きかった。
■6日目 退院日
看護婦さんに洗面所で髪を洗ってもらう。
お腹ゴロゴロ。
朝食は、しいたけとそぼろのおかゆ。
昼食は、退院時に恒例のデリバリーでそうめんとお好み焼きをオーダー。
12:30頃
退院。
プイさんにコンドータウンへ連れて行ってもらう。
ファミマで携帯用のプリペードカードを300バーツ分購入。
お腹が張って苦しかった。
頻繁にトイレへ。緩いながらも大が出だし段々楽になっていく。
全腹腔鏡の影響でか下腹部がぽっこり膨れてた。
胸は左右腫れていた。
■7日目
AM10:00
術後メンテナンス1日目。
迎えの車でガモンクリニックに到着後、2Fに行くと山元さんがいらしたため安心する。
術後メンテナンス後、コンドータウンに戻ってきてから近くのファミマへ。
タイで初買い物。80バーツ分お菓子やパンなどを購入。
胸バンドが苦しい。
■8日目
AM10:00
術後メンテナンス2日目。
左の背中に痛みあり。ベッドから起き上がる時に腰の筋肉内側に痛みあり。
昼、初めてアットパーク・タウンインタウンへ連れて行ってもらう。
本場のタイフード。ミルクティーも春巻きも謎な味だったけど楽しく食事ができた。
■9日目
AM10:00
術後メンテナンス3日目。
体調も悪くなかったためプイさんに観光がしたいと相談しタクシーで観光地へ行くことに。
念願のワットポーを生で見ることができて大満足。
絵葉書や涅槃像の置物などお土産を購入。
この時もタクシーの運転手宛てのタイ語の文章を書いていただいたり、道順を電話で教えてくれたるとプイさんにとても
お世話になりました。
■10日目
AM10:00
術後メンテナンス最終日。
お世話になった看護婦さん達へ写真を撮ることをお願いする。
最終日、麻酔科医さんにも会えて嬉しかった。
プイさんのはからいで帰国前にお土産をとデパートへ連れて行ってもらう。
彼女や家族へのお土産をたんまり購入。
タイブランドのショップでTシャツ購入。
プイさんが仕事なためここで最後の挨拶。タイに着いてからほぼ一緒にいてくれたプイさんと別れるのは寂しかった。
すかさず一緒に写真を撮ってもらう。
PM18:00
TSGCオフィスへ。
エーオさん、ぺオさんの手料理の夕食をごちそうになる。とても美味しかった!!
PM20:30
横須賀さんに最後の挨拶をして山元さんにスワンナプーム空港へ送っていただく。
PM23:15
TG622 関空行き離陸。
■帰国日
AM6:25
関空に到着。
帰国後の生活 術後1ヵ月間
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[消毒について]
湯船には浸かれず。身体を濡らしたタオルで拭いていました。
お風呂後、毎日ガーゼを換えました。
夏でなくてよかったと感じました。オペをする時期の決め手も大切だと思いました。
[仕上がり]
胸 :ガモン医師にも「Good!」とお墨付きを頂いてました。術後3ヵ月間はガモンクリニックでいただいたバンドを付けて過ごしました。
傷口は2ヶ月ほどで瘡蓋が取れて傷もまったくといっていいほど目立っていません。
お腹:全腹腔鏡だったこともあり傷口の痛さも見た目もまったくといっていいほど目立っていません。
戸籍変更を終えて
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[所感]
早く戸籍変更を終わらせたいと思い帰国後の翌日にいつもホルモン注射を打っていただいている泌尿器科へ身体適合検査を受けに行きました。
その3日後くらいにカウンセリングを受けていたクリニックへ戸籍変更用診断書を発行していただくため伺うも順番待ちで3週間後にならないと発行できないと伝えられました。
家裁への申立ても含め、帰国から3ヶ月後に戸籍の性別取扱変更が完了。
初めてカウンセリングを受けてから約5年で僕自身のゴールにたどり着きました。
今は、男性としての人生を一日一日大切に過ごしています。
これからの目標は彼女との結婚です。
アテンドしていただいたTSGC(タイSRSガイドセンター様)について
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SRSのためタイへ行くことを決めた後、数社のアテンド会社へ見積もり等のやり取りをしました。
中でも僕がTSGCに決めた理由は
・HPにオペやクリニックの情報が満載でオペに対する不安や疑問点をぬぐってもらえたこと
・横須賀さんとのやり取りをしていく中で本当に信頼・安心できる会社だと確信できたこと
・自宅でくつろぐような滞在環境「コンドータウン」を提供していただけること
⇒部屋や周辺環境をネット上で写真を確認できたので安心できました。
実際に暮らしてみて、自炊や洗濯もできて日本のTV番組まで見ることができることは本当に有り難かったです。
・料金の内訳が明確だったこと
です。
人生で最初で最後のタイでのSRSのアテンドをTSGCに依頼して間違いありませんでした。
横須賀さん、プイさん、山元さん、そしてエーオさん、ぺオさん、忙しい中でもいつも朗らか
丁寧な対応と手厚いアテンドをしていただいて心より感謝しています。
皆様のことは一生忘れません。本当に本当にありがとうございました。
TSGCのこれからの益々のご発展とご活躍を心よりお祈りいたします。
バンコク在住、(株)ジェイ・ウェッブ・クリエーション代表。1997年にバンコクへ移住し、現地工場長を経て2004年に会社設立。現在はバンコクで医療系の情報提供と起業支援を中心に活動中。日本国内で年に2回ほど個別相談会も開催しています。1952年生まれで茨城県水戸市出身、在タイ20年超