【HIV陽性でもSRSは受けられる?】最新タイ事情と選択肢まとめ
記者:
横須賀 武彦
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2006年7月30日
2,265

HIV陽性だけど「性別適合手術を受けたい」という切実な悩み、あなたも抱えていませんか? 本記事ではタイ大手医療機関の最新方針を整理し、受け入れ不可になった理由、他に取れる選択肢まで分かりやすく解説します。読み終える頃には、次に踏み出すための道筋がクリアになります。
HIV陽性だとタイでSRSは受けられないの? ─ 最新Q&A
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結論:2025年現在、スポーン・クリニックもガモン病院もHIV陽性の手術は不可
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スポーン・クリニック: 開院当初から一貫してHIV陽性の症例を受け入れていない
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ガモン病院: 2018年までは追加30%で実施 → 2022年4月22日以降は全面受け入れ停止
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滅菌コスト、術後免疫低下リスク、法規制強化が主な理由
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「HIV陽性でも追加費用を払えばガモンで受けられる」という古い口コミは、2022年以前の情報なので要注意です。
HIV陽性でSRSを計画するための3ステップ
STEP 1:最新の受け入れポリシーをリサーチ
渡航前に各医療機関の条件を確認し、タイSRSガイドセンターと相談の上で、最新のHIV受け入れ方針を必ず確認しましょう。
STEP 2:感染症科と協働しウイルス量をコントロール
CD4値・ウイルス量を安定させることで、医療機関から手術許可が得やすくなります。
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Tips(術前6か月以上のウイルス抑制記録が目安。英文の診療情報提供書を用意しましょう)
STEP 3:HIV治療後に手術可否の確認
ガモン病院やルックスクリニックなどでは、CD4値・ウイルス量が十分に低下していれば手術可否の確認を取ることが出来ます。
Note: 早めの診療情報提供書準備で渡航時期を短縮できます。
HIV陽性SRSに関するよくある誤解と正しい情報
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誤解①「HIV陽性だと絶対に手術は不可能」
実際は治療の進み具合により可能性あり。条件を満たせば可能。 -
誤解②「追加費用だけで何とかなる」
実際は受け入れ自体が停止している施設が多数。 -
誤解③「術後免疫低下で必ず発症する」
抗HIV薬を継続し、感染症科が介入すればリスクは大幅に軽減。
Note: 「過去に出来た=今も出来る」ではない。情報更新が命綱です。
まとめ
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最新情報では タイ主要2院はHIV陽性のSRSを現在受け入れていない
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代替ルート として他の手術先を検討し、術前ウイルス抑制が不可欠
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当センターの強み:現地ネットワークで「HIV歴のある方の手術先紹介」や「術前薬剤管理」を丁寧サポート
タイSRSガイドセンターは、タイで実際に性別適合手術を経験したMtF当事者が現地で直接サポートする唯一のアテンド会社です。
当事者だからこそ理解しにくい「HIV歴のある方の受け入れ可否」のような問題でも、「適切な病院紹介や多言語医療通訳」のように丁寧に対応いたします。
どんな小さなご質問やご相談でもお気軽にお問い合わせください。