FAQ: 腹腔鏡による子宮卵巣摘出手術の正確な術式名は全腹腔鏡下子宮全摘術(TLH)ですか?
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記者:
横須賀 武彦
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2008年3月1日
1,318
【 ご質問 】
1. 腹腔鏡による子宮卵巣摘出手術の正確な術式名を教えて下さい。
全ての処置を腹腔鏡下に行う全腹腔鏡下子宮全摘術(TLH)ですか?
あるいは、腟式手術を補助する目的で腹腔鏡を用いる腹腔鏡補助下腟式子宮全摘術
(Laparoscopically Assisted Vaginal Hysterectomy:LAVH)ですか?
2.これまでに起きた合併症などがありましたら、教えて下さい。
また、そのリスクにそなえて、日本の産婦人科医を用意しておく必要がありますか?
3.麻酔は全身麻酔ですか?
4.腹腔鏡手術には、気腹法(炭酸ガスでお腹を膨らませて視認性を得るやり方)と、
吊り上げ法(腹壁を上からつり上げて視認性を得るやり方)があるそうですが、
どちらが採用されますか?
【 回答 】
1.全腹腔鏡下子宮全摘術(TLH)です。ただ子宮筋腫などで子宮が大きい場合は補助的に膣から子宮を取り出すこともあります。
2.特にないと聞いています。日本帰国後は無理をせず慎重に行動すれば特に問題はないと聞いていますが、無理をすると腸閉塞の危険があるそうです。もちろん日本のかかりつけの産婦人科医は確保しておいたほうがよいと思います。
3.はい、全身麻酔です。2~3時間の手術時間です。
4.気腹法で行っています。