社団法人gid.jp所信表明を拝読して

記者:

JWC 加地

2023年5月21日

 

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みなさん、こんにちは!タイSRSガイドセンターのトランスカエルくんです!先日公開された「一般社団法人gid.jp日性同一性障害と共に生きる人々の会、令和5年新理事会体制発足にあたっての所信表明」について、医療支援の課題や法律の問題点について触れられていました。私たち当事者の支援や社会の理解を促進するために、ぜひこの記事をチェックしてみてください!記事内容に共感いただける方は、お問い合わせはご遠慮なく!✨

こんにちは、加地 茜です。
私はGID当事者(MtF)であり、タイSRSガイドセンターの日本人担当責任者を務めています。

さて、本日は、先日公開された「一般社団法人gid.jp日本性同一性障害と共に生きる人々の会、令和5年新理事会体制発足にあたっての所信表明」を拝読し、皆さまにも知っていただきたい点を記事にさせて頂きます。

医療的支援の課題について

一部の性別適合手術に公的医療保険制度が適用されることは、私たち当事者に差した大きな希望の光でした。しかし、実際に見えたものは光ではなく、大きく立ちはだかる壁でした。特に、ホルモン療法の保険適用問題や、若年の性同一性障害当事者に対する第二次性徴抑制ホルモン療法の経済的支援が求められています。こうした課題が解消されない限り、私たち当事者がより良い生活を送るための道に光が差すことはないでしょう。

法律の問題点について

「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」には、性別違和を有する当事者の立場を考慮した改善が求められています。婚姻・子供の有無など厳しすぎる要件、性別適合手術を受けていなければならないといった要件などは、私たち当事者の生活を厳しく制約し、社会との適合を困難にしています。

LGBT関連法案の改善について

LGBT関連法案が議論されていますが、単なる理念法に留まるべきではありません。私たち当事者の困難を具体的に解決・解消するような法令の制定が必要です。無意味な性別欄の廃止など、私たち当事者の日常生活を改善する具体的な措置が必要です。

最後に

弊社では、皆さま一人一人が、自身の性自認と一致する生活を尊重し、快適に生活できる世の中を強く望んでいます。そのために必要な医療サポート、そして社会全体の理解と認識について、弊社として常に情報を提供し、進化する社会環境に対応するための努力を続けてまいります。

この記事に共感頂ける方は、是非「一般社団法人gid.jp」様のサイトを定期的にチェック頂けると幸いです。

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