AIと多様性…2024年を振り返って
記者:
JWC 加地
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2024年12月31日
27
2024年もいよいよ終わりに近づいてきました。今年を振り返ると、「タイSRSガイドセンター」にとってはまさに“AIと人間の共創”が大きなキーワードとなった一年でした。
タイでの性別適合手術(SRS)に関する情報も日々アップデートされる中、私たちは皆様に最新の情報と安心のサポートをお届けできるよう、さまざまな取り組みを進めてまいりました。
ここでは、特に注目度の高かった4つのトピックを簡潔にまとめてご紹介します。
トピック1:AI活用の拡大と人間味のあるアテンドサービスへの取り組み
今年の大きな話題の一つは、当ブログ記事の大半がAIによって執筆されているという事実でした。
テクノロジーの進歩はめまぐるしく、私たちは情報提供のみならず、お客様からのご質問に対する初期対応やデータ整理など、積極的にAIを導入して効率化を図っています。その一方で「タイSRSガイドセンター」では手術体験者による現地アテンドと、きめ細やかなサポート体制をより強化する方針です。
AIに任せられる部分はAIに、しかし人間の温かみを感じられる対応は今まで以上に大切にしていく——そんな新しいバランスを模索し続けています。
トピック2:SRSなしでも戸籍変更が可能に
2024年2月には、日本における法律や制度の変化に関する大きなニュースが飛び込みました。
GID当事者(性同一性障害と診断される方)にとって、性別適合手術を受けなくとも戸籍の性別変更が可能になるという動きが加速したのです。
実際のところ、「やはり身体的な変化を必要と感じる」という方も少なくありませんが、こうした制度の変化は選択肢の幅を広げるものとして注目を集めました。
トピック3:入院中の快適性と注意点
タイでのSRSでは、手術後にある程度の入院期間が必要となるケースが多いです。
そこで気になるのが、病院の室温管理や快適性、入院中の注意点。スタッフの声や患者様の実体験をもとにした記事で、入院前に知っておくと役立つ情報をまとめました。
初めての海外入院という不安を少しでも和らげられたら幸いです。
トピック4:ルックスクリニックの手術費用改定
「100万円以下」というリーズナブルな手術費用で知られていたルックスクリニックが、大幅な費用改定を余儀なくされました。
これまで費用面で人気を集めていたため、円安傾向も重なり日本人患者の懐事情にも影響が出るだろうと予想されています。
新料金への対応策やアフターケアの充実度などを踏まえつつ、自身に合ったクリニックや病院を選ぶのが重要になってきています。
さいごに
2024年はAIの進化とジェンダーの多様化が大きく動いた一年でした。性別適合手術がもたらす身体的変化だけでなく、法律や制度によって後押しされる社会的変化、そしてAI技術の普及がもたらす利便性と人間味の両立など、選択肢が広がる一方で悩みやすい時代でもあります。
「タイSRSガイドセンター」では今後も最新の情報を発信しながら、手術体験者だからこそできる温かいサポートとAIを掛け合わせた新しい時代のアテンドサービスを目指してまいります。
2025年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆さまの手術体験がより充実したものになりますよう、スタッフ一同心より願っております。