GID診断書はどのようにすれば取得出来ますか?
記者:
横須賀 武彦
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2008年3月8日
2,393

あなたがタイでの性別適合手術を計画するうえで最初に直面する壁――それが「GID診断書」の取得です。本記事では、日本で診断書を取得する具体的な手順とポイントをわかりやすく解説し、迷いがちな初動をスムーズに進めるお手伝いをします。
GID診断書 Q&A:最速で取得するには?
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結論:早めに受診先を決め、通院計画を立てることが最短ルートです。
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精神科・心療内科で複数回の面談が必須
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「通いやすさ」こそ継続通院のカギ
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受診先探しは公式情報+口コミが有効
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「都市圏なら選択肢が多く、地方でもオンライン診療を組み合わせる方法があります。」
GID診断書取得を段階的に解説
STEP 1:受診先リストアップ
オンライン医療機関検索や当事者SNSを使い、通院可能エリアの医師を複数ピックアップ。
STEP 2:初診予約と必要書類準備
保険証・身分証に加え、これまでのホルモン治療歴やカウンセリング記録があれば持参。
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Tips(初診は待ち時間が長め。余裕のある日程設定を)
STEP 3:継続通院と診断書発行依頼
診断基準に沿った面談を数回行い、医師が確定診断後に診断書を発行。
Note: クリニックによっては面談と並行して心理検査を行うケースも。スケジュールに余裕を。
診断書取得に関するよくある誤解と正しい情報
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誤解①「一回の受診で書いてもらえる」
実際は 複数回通院 が前提。 -
誤解②「誰に依頼しても内容は同じ」
医師ごとにフォーマットや英訳可否が異なる。 -
誤解③「都市部でしか取れない」
オンライン対応や遠隔診療の導入で地方在住者も取得可能な場合も。
Note: 診断書は“翻訳版”が必要な場合もあるため、早めに病院の提出要件を確認しましょう。東京や大阪の都市圏にお住まいの方は、GID界隈で有名な精神科医が複数いらっしゃいますので、弊社までご相談下さい(紹介は行っていませんが、受診先の提案が可能です)。
まとめ
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GID診断書取得には継続通院と医師との信頼関係が不可欠
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受診先は通いやすさ重視で選び、口コミ・公式情報を併用
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タイ渡航前に英訳要件や有効期限を必ず確認
タイSRSガイドセンターは、タイで実際に性別適合手術を経験した MtF 当事者が現地で直接サポートする唯一のアテンド会社です。
当事者視点のアテンドだからこそ分かる課題――診断書取得後の手術準備に伴う不安を、現地医療との連携サポートで丁寧に解消します。
どんな小さなご質問やご相談でもお気軽にお問い合わせください。

バンコク在住、(株)ジェイ・ウェッブ・クリエーション代表。1997年にバンコクへ移住し、現地工場長を経て2004年に会社設立。現在はバンコクで医療系の情報提供と起業支援を中心に活動中。日本国内で年に2回ほど個別相談会も開催しています。1952年生まれで茨城県水戸市出身、在タイ20年超